契約状況が不透明でもWRメットカーフは前向きな姿勢を見せているとシーホークスHCキャロル
2022年04月23日(土) 17:28シアトル・シーホークスのワイドレシーバー(WR)D.K.メットカーフは2022年シーズン開幕前に契約が延長される予定だが、同じNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区で報酬を得るのを待っているWRディーボ・サミュエルとは異なり、これまで何の要求も出していない。
メットカーフは自主参加のオフシーズンワークアウトに参加しており、ヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルによると、クラブの次なるフェーズにおける自分の役割に前向きな姿勢を見せているという。
チーム公式サイトによれば、キャロルHCは「彼は復帰するのをとても楽しみにしている。まだ手術後のリハビリ中だが、取り組んでいることのすべてに参加してくれている。本当によく聞いてくれている。戻ってきてくれたのが本当にうれしい――これから先、いろいろなことが待ち受けているし、そういうのも含めてね。活動し始めるのにあたって、彼は今起きていることとか、他の選手を助けられるようなポジションにつくことにとても集中している。だから、復帰に対して本当にいいメンタリティーを見せてくれている」と述べたという。
キャロルHCはルーキー契約の4年目に398万6,000ドル(約5億1,209万円)が支払われる予定のメットカーフの契約延長について、真剣な話し合いをまだ行っていないと言及した。そうした議論はトレーニングキャンプを控えた夏に白熱する可能性が高い。
サミュエルやA.J.ブラウン、クーパー・カップと同様に、メットカーフは高額の契約延長が予定されているワイドレシーバーの1人だ。
クオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンをトレードしてミドルラインバッカー(MLB)ボビー・ワグナーを放出した後、シーホークスはメットカーフに巨額の報酬を支払うよりも、トレードする可能性が高いと言われていた。今のところ、双方ともに問題があるとは示唆していない。
オフシーズンに足の手術を受けたメットカーフはリハビリに励んでいる最中だが、ウィルソンとワグナーがいなくなった今、その穴を埋めるためにより注目を集めるリーダー的な役割を担おうとしている。
キャロルHCはメットカーフがリーダーとしての自覚を持つようになったことについて「彼がそう感じているのは間違いない」と明かした。「彼はチャンスを感じているのだ。復帰した後、今はすべてのワークアウトなどに取り組めないため、理想的な状況とは言えないが、できることすべてに取り組んでいる。チームメイトが自分を頼りにしていることも分かっているし、これから自分が果たすべき役割も感じ取っているから、そのプロセスに没頭している。だから、彼がより重要な要素になっていくのを見るのは、本当に素晴らしいプロセスだし、特に、新しく入ってくる若い選手にとっては、リーダーシップは常に必要だ。しかし、彼はさらにその役割を担う準備ができているし、本当にいい仕事をしてくれるだろう。われわれは本当に彼を必要としている」
【RA】