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今季ドラフトのWR陣は層が厚いとパッカーズGMグーテクンスト

2022年04月27日(水) 09:33

グリーンべイ・パッカーズのブライアン・グーテクンストGM【Steve Luciano/AP Images for SiriusXM】

グリーンベイ・パッカーズは2002年にジャボン・ウオーカーを指名して以来、ドラフト1巡目でワイドレシーバー(WR)を選択してこなかった。WRデイバント・アダムスのトレードを受けて1巡目指名権が2つになったパッカーズは、明らかにワイドアウトを必要としており、ジェネラルマネジャー(GM)ブライアン・グーテクンストはこれまでとは違った動きに出るかもしれない。

チームのウェブサイトによれば、今季のドラフトにおけるレシーバーたちについて聞かれたグーテクンストGMは「過去何度かで、とても層が厚かった。今回もそうだと思う」と話したという。

「だが、歴史を振り返ればすべてのルーキーが、つまりワイドレシーバーだけではなく、すべてのルーキーが時間を必要としている。ここはハードなリーグだ。ハイレベルなパフォーマンスを発揮し始めるまでに学習曲線がある」

先日にグーテクンストGM が“今も力がある”と評したWRサミー・ワトキンスと契約した一方、アダムスやマルケス・バルデス・スカントリングが去るパッカーズにはまだレシーバーを補強する必要がある。現在のパッカーズWR陣にいるのはアレン・ラザード、ランドール・コブ、ジュワン・ウィンフリー、アマリ・ロジャース、ワトキンスらであり、相手守備陣を恐れさせるほどの布陣にはなっていない。

2022年ドラフトには昨年のジャマール・チェイスのようなスーパースターはいないかもしれない。それでも、ナンバー1レシーバーになるだけの力を備えた優秀な集団がいる。『NFL Network(NFLネットワーク)』のドラフトアナリストであるダニエル・ジェレマイアは最新版のドラフト候補生トップ150の中で、6人のワイドアウトを上位25名以内に挙げている。

現地28日(木)に行われる1巡目の指名で22位と28位の指名権を持っているパッカーズには、ギャレット・ウィルソンやクリス・オレーブ、ジェイムソン・ウィリアムズ、ドレイク・ロンドン、トレイロン・バークス、ジョージ・ピケンズといったルーキーを獲得する可能性がある。

ドラフトがどういった展開になろうと、グーテクンストGMはこのオフシーズンにはパス攻撃がクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースと共に成長するはずだと考えている。

「われわれには実に優秀なクオーターバックがいると思うし、そのことが大いに役立つだろう。したがって、これからわれわれがそちらの方向に進むのであれば、若い選手たちにはさらにチャンスが増えるだろう。今年にその道を進むとしたら、それがより速く進めばいいのだが・・・。とは言え、今も何人かとても優秀な選手たちがいるし、彼らはまだ来ていないのかもしれないチャンスを手にしようと強く願っている」とグーテクンストGMは述べた。

パッカーズのレシーバー陣に関する議論で見過ごされがちなのが昨年のドラフト3巡目で指名されたアマリ・ロジャースの存在だ。パッカーズはドラフトで指名した選手を成長させる自分たちのプログラムに誇りを持っている。ロジャースがルーキーシーズンに記録したキャッチはわずか4回だった。1巡目でワイドレシーバーを指名するかどうかはともあれ、ロジャースがこのオフシーズンにどれだけ成長できるかが、4月にパッカーズのWR陣がどれほどの戦力となっているかを決定づけるだろう。

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