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「トレイ・ランスには大きな伸びしろがありジョシュ・アレンを思い出させる」と49ersのTEキトル

2022年04月27日(水) 15:32


サンフランシスコ・49ersのジョージ・キトル【NFL】

ジョージ・キトルは長年にわたってクオーターバック(QB)ジミー・ガロポロの最大のサポーターであったが、オールプロにも選出されたタイトエンド(TE)は、急成長中の2年目のQBトレイ・ランスの存在を忘れたわけではない。

「俺はチームのクオーターバックみんなを愛しているよ。トレイには、すごく大きな伸びしろがある。ただもう少し出番が必要だね。もう少しボールを投げないと。試合に出ないと本当に成長することはできないんだ。ルーキーシーズンから3年目まで、どれだけ成長しただろうか。ただ競争相手と戦うだけだ。打たれても立ち上がる。逆境に対処すること。どう対処しているか。NFLに来てずっと勝ち続けてきて、何度か顔へのタックルも受けたような選手の対応は他とは違う。それは学びの過程なんだ。ジミーはトレイにとって、間違いなくお手本とするべき素晴らしい人だ」キトルは最近、『I am Athlete(アイ・アム・アスリート)』のポッドキャストに語った。

ランスはルーキーとして6試合に出場し、2試合で先発した。ノースダコタ大学出身のランスは、パス71回中57.7%の成功で603ヤードを獲得し、5回のタッチダウンパス、2回のインターセプト、パサーレーティング97.3を記録した。また、38回のラッシングで168ヤード、タッチダウン1回を記録している。

NFLでデビューしたときのランスは、大学では19試合に出場し、最終年は1試合しか出場していない未熟な選手だった。

キトルはランスをパワー5出身ではない別の元クオーターバックと比較している。

「彼は俺にジョシュ・アレンを思い出させる。そしてジョシュ・アレンは、確立されたクオーターバックだ。トレイはそれをフィールド上のプレーで示す必要があるが、俺は彼の足の速さがどうだろうが、その足かせを外すことができると思う。彼の体は大きくて、ヒットを受けることもできるだろう。彼はプレーをしたがっている。大砲のような腕を持っていて、クレイジーだよ。右のサイドライン際へロールアウトして、50ヤードほど斜めに投げることができるんだ。同じことができる人は多くはいないさ。だから、さっきも言ったように、彼はとんでもない伸びしろを持っているんだ。俺はその伸びしろにとても興奮している」

ランスとアレンの比較はいくつか的を射ているが、否定的な部分もある。2人とも小規模な学校の出身で、急成長中のデュアルスレッドの能力を所有している。共に力強い腕があり、両者ともNFLに入れるのかどうかという疑問はあった。しかし、アレンの大学での経験のは、ランスよりもはるかに大きかった。バッファロー・ビルズのスタッフは、アレンの長所を伸ばし、QBをMVP級のレベルまで引き上げる手助けをしたと評価されている。ランスが欠点を克服して成長できるようにするのは、49ersのヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンとそのスタッフの手腕にかかっている。

依然としてガロポロがロースターに登録されているが、キトルはオフェンスの中心が誰であろうとサポートすると言い、多くの時間をランスの成長をほめるのに費やした。それは、この若者が2022シーズン、キトルにボールをトスすることになるとわかっているようだった。

キトルは『NBC Sports Bay Area(NBCスポーツ・ベイ・エリア)』に「正直に言うと、俺はちょうど50対50の真ん中にいるようなものだ。俺はジミーが素晴らしいリーダーだと思う。俺たちは3シーズンで1回のスーパーボウル、2回のNFCチャンピオンを獲得するのにあと少しのところまで行った。そして、今まで見た中で最も伸びしろがあると思うトレイを見てほしい。彼がフィールドで行うことを見て、“なんてこった、彼が俺にパスを投げてくれるのが待ちどおしい”と思うようなこともあるんだ」とコメントした。

「だから、今シーズンは誰よりも優れたクオーターバックが出場することを望んでいるんだ。そしてそれは一日の終わりに決まることだ。俺はカイル・シャナハンが最高のクオーターバックを選ぶと信じている。好みはないんだ。2人とも好きだし、2人ともいいやつだ。2人とも違うものをチームにもたらしてくれる」

最終的に49ersで定位置に着く唯一のQBはトレイ・ランスになるだろう。

【AK】