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ジャガーズOTキャム・ロビンソンが3年69億円の契約延長に合意

2022年04月28日(木) 09:25


キャム・ロビンソン【AP Photo/Zach Bolinger】

オフェンシブタックル(OT)キャム・ロビンソンがフランチャイズタグに別れを告げた。

フランチャイズタグに2度指定されたロビンソンがジャクソンビル・ジャガーズと3年5,400万ドル(約69億3,814万円)の契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地27日(水)に伝えている。

年平均額1,800万ドル(約23億1,278万円)というサラリーによって、ロビンソンはフィラデルフィア・イーグルスのレイン・ジョンソンと並び、すべてのタックルの中で9番目に高い割合の報酬を受けることになる。この契約以前の2022年のサラリーは1,666万2,000ドル(約21億4,087万円)で、トップ10外となっていた。ロビンソンは基本的に、フランチャイズタグよりも良い割合であり、今後2年もそれに匹敵する報酬でジャガーズに残る形だ。さらに、長期的な安定も得られる。

わずか1年前、ロビンソンへのタグ指定は驚きをもって受け止められていた。

それでもロビンソンはタグを受け入れ、当時のヘッドコーチ(HC)アーバン・マイヤーの下でジャガーズが大混乱の1年を過ごす中で、2021年シーズンをタグと共にプレーしている。ロビンソンはキャリアベストのシーズンを送り、856回の攻撃スナップ(パスブロックのスナップは573回)でサックを1度しか許さなかった。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によれば、ロビンソンはパスブロッキングおよび攻撃全体のグレードで、2017年にNFL入りして以来、最高の数字を記録したという。

だが、ジャクソンビルはリーグ最下位で1年を終え、2年連続でドラフト全体1位指名権を手にしている。1年前は多くの人々が、その指名権はロビンソンに代わるタックルに使われると見ていた。

しかし、ジャガーズは再びロビンソンにタグをつけた後、3年契約に至っている。今年のドラフトでジャガーズが狙うのは守備選手だと見られており、ジョージア大学のディフェンシブエンド(DE)トラヴォン・ウォーカーやミシガン大学のDEエイダン・ハッチンソンらが例に挙げられているが、タックルが選ばれる可能性もある。

2回連続でNFL最下位のチームとしてシーズンを終えれば、あらゆる選択肢に対してオープンになるものだ。ジャガーズはロビンソンをキープし、馴染みの選手に2022年以降もクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスを守らせることで、他の部分の選択肢を広げている。

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