カーディナルスがQBカイラー・マレーの5年目オプションを行使
2022年04月28日(木) 10:23クオーターバック(QB)カイラー・マレーとアリゾナ・カーディナルスのドラマが続く中、チームは現地27日(水)にQBに関する状況に一つの手を打った。
予想通り、カーディナルスがマレーの新人契約の5年目オプションを有効にしている。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えた。
カーディナルスのジェネラルマネージャー(GM)であるスティーブ・カイムは3月初めに、チームがマレーのオプションを行使する意向であることを示していた。2度のプロボウル選出を経て上昇することから、マレーの2023年の報酬は3,000万ドル(約38億6,385万円)近くになる見込みだとラポポートはつけ加えている。
今回の動きによってマレーは今後2シーズンにおいてチームの契約下に置かれるため、長期契約締結へのプレッシャーはやや軽減される。マレーの代理人はより好条件の契約を求めていることを公に語っていた。
当然、マレーはそのコインの裏側に直面している。シーズンを通して健康状態を維持することに苦戦してきたマレーは、過去2シーズンのいずれでも終盤に勢いを落としていた。カーディナルスはまだ本格的なオファーをマレーに提示しておらず、現行契約を継続することを選んでいる。
NFLネットワークのトム・ペリセロは今月初め、新契約がなければマレーは2022年にプレーしない見込みだと述べていた。5年目オプションが有効になった今、マレーが単純に現行契約の期限切れを待ってフリーエージェンシーで自由を手に入れるという方法は可能性が低くなり、両サイドが何らかのアクションを起こすことなく新契約について掘り下げていく見通しが強まっている。
オプションを行使して現在のマレーの契約状況を確かなものにすることは、カーディナルスにとっては常に意味があった。新契約に関して、両者の立場は変わらないようだ。
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