新加入のWRブラウンから「学ぶ」ことを楽しみにするイーグルスWRスミス
2022年05月06日(金) 11:26ワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウンが仲の良いクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツとフィラデルフィア・イーグルスで合流することを騒ぎ立てる声は多く上がっているが、ブラウンは2年目のWRデボンタ・スミスと組み、フィラデルフィアでダイナミックなコンビを形成しようともしている。
アラバマ大学出身でハイズマントロフィー受賞の栄誉に与ったことのあるスミスは、イーグルスの新人獲得ヤード記録を塗り替えた印象的なルーキーシーズンを終えたばかりだ。しかし、スミスは自分にまだまだ改善の余地があると自覚しており、新しいチームメイトから学ぶことは、そこからさらに成長するために素晴らしい方法だと考えている。
スミスは現地4日(水)に「彼のような人から学ぶというだけでもワクワクする」と語った。「フットボールをプレーするときはいつでも、いろいろなレシーバーを見て、みんながそれぞれのツールボックスの中に何を持っているのかを見るものさ。だから、彼がここにいて、学べるのは有益なことだ」
身長約183cm、体重約77kgと細身のスミスはロングパスのターゲットである一方で、身長約185cmで体重約103kgのブラウンは生まれ持った性質の中でも特に体格に恵まれた選手だと言えよう。身体的な違いがあるため、スミスがブラウンのスタイルを真似できる可能性は低いが、キャリア4年目を迎えるブラウンの多才なプレーからは多くのことが学べるはずだ。
スミスは「オフェンスに違ったダイナミクスを与えるけど、結局のところ、レシーバーとしては手を使ったり、そういうことをしたりしなきゃいけない」と話しており、次のように続けている。「彼は体がより大きいから、もっとフィジカルになれるだろう。手の使い方を参考にすればいいんだ。なぜなら、やっぱり結局のところ、俺は比較的に小柄だけど、リリースするときには手を使わなければならない。だから、彼のような選手のそういった部分を参考にするし、それとか彼らのしていることを使っていく」
スミスとブラウンはお互いをよく知らないが、ワークアウトやミニキャンプ、トレーニングキャンプの過程ですぐにその状況が変わる可能性は高い。
構想上、この2人はハーツにとってセンセーショナルで非常に効果的なコンビとなると位置づけられている。
昨年、スミスがレシーブ(64回)、ヤード(916)、タッチダウンキャッチ(5回)でイーグルスをリードしていた一方で、ブラウンはケガが原因で13試合しか出場できず、テネシー・タイタンズの一員として3年連続で1,000ヤードを達成することがかなわなかった。それでも、ブラウンはレシーブ63回で869ヤード、タッチダウン5回を記録している。
「彼のことをそれほど知っていたわけではないし、彼とジェイレンが仲の良い友達だということしか知らなかった」と明かしたスミスは「トレードを聞いただけなんだけど、あれはでかかったね」と続けた。
スミスがブラウンからどれだけ学べるか、そして、スミスとブラウンのコンビがどれほど大きな影響を与えるようになるかはまだ分からないが、イーグルスに興奮を呼び起こす理由はいくらでもある。
【RA】