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CBシャーマンがプライムビデオのNFL番組で重要な役割を担うためAmazonと交渉中

2022年05月10日(火) 12:01


タンパベイ・バッカニアーズのリチャード・シャーマン【AP Photo/Rich Schultz】

元オールプロのコーナーバック(CB)リチャード・シャーマンは近いうちにその才能を放送ブースで発揮するかもしれない。

シャーマンは今シーズンのNFLの番組で重要な役割を果たすために『Amazon(アマゾン)』と交渉を進めていると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地9日(月)に情報筋の話をもとに報じている。

Amazonの『Prime Video(プライムビデオ)』は2022年のNFLシーズンから『Thursday Night Football(サーズデーナイトフットボール/TNF)』の独占配信を開始する。11年間の契約を結んでいるPrime Videoは、ストリーミングサービスとしては初めて、NFLからライセンスを得て1シーズンを通して全米で放送するパッケージを手に入れた。

34歳でフリーエージェント(FA)となっているシャーマンはフィールドでの機会を逃さないために体調を維持しているが、彼の意識は今のところ放送業界での未来に向けられているとラポポートはつけ加えた。

シャーマンは2021年シーズンをタンパベイ・バッカニアーズで過ごしたが、出場した試合はわずか5試合。NFLでの11年目のシーズンはハムストリングとふくらはぎのケガに悩まされ、バッカニアーズがプレーオフ進出を果たす中、シャーマンは後者によって早々に故障者リザーブ(IR)に置かれてシーズン終了を迎えた。シャーマンはポストシーズンの残りの期間、コーチのような存在としてバッカニアーズのサイドラインに留まっている。

シャーマンはかつて第48回スーパーボウルで優勝したシアトル・シーホークスの有名な“リージョン・オブ・ブーム”ディフェンスのスター選手の一人だった。オールプロに3度、プロボウルに5度選ばれているシャーマンは、キャリアを通してインターセプト37回、パスディフェンス116回、フォースドファンブル5回、ファンブルリカバリー7回、そしてタックル495回を記録している。プロフットボール殿堂の2010年代のオールディケイドチームのメンバーでもある。

シャーマンの個性と洞察力を放送ブースに導入することで、Prime VideoはNFLファンが地上波放送で慣れ親しんでいるのと同じような視聴体験を提供するというコミットメントを強化することになる。Prime Videoは3月に長年NFLの実況を務めてきたアル・マイケルズと『ESPN』のベテランアナリストであるカーク・ハーブストレイトをTNFの新しい放送チームにすることを発表している。

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