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QBウィルソンこそブロンコスに欠けていたピースだとジョン・エルウェイ

2022年05月12日(木) 14:15


デンバー・ブロンコスのラッセル・ウィルソン【AP Photo/David Zalubowski】」

クオーターバック(QB)ペイトン・マニングと一緒に第50回スーパーボウルを制して以来、デンバー・ブロンコスは11人のクオーターバックを先発に立ててきた。

そのいずれも、チームをポストシーズンまで引っ張っていくことはできなかった。

心もとないQBたちの数字についてよく把握しているブロンコスのフットボール運営統括責任者ジョン・エルウェイは、それが12で止まることを望んでいる。チームはマニング以来12人目の先発QBと目されるラッセル・ウィルソンを、シアトル・シーホークスとの大型トレードで獲得した。

スーパーボウル制覇やプロボウル選出の経験のあるウィルソンは、高い期待とともに6年連続でプレーオフを逃しているブロンコスにやってきた。

エルウェイは『Associated Press(AP通信)』に「彼が街に来てくれて、われわれはエキサイトしている。そのことに疑いはない。彼こそわれわれが求めていたピースだ」と述べている。

“シェリフ(保安官)”ことマニングが銃をホルスターに収めて以来、トレバー・シーミアンからドリュー・ロック、ケイス・キーナム、ジョー・フラッコ、ブレッド・リピンをはじめとする多くのクオーターバックたちが、ブロンコスのQBメリーゴーラウンドを目まぐるしく回してきた。常に有望な側面はあったものの、ブロンコスにとって結果はいつも同じだった。

ウィルソンにはそれをすべて変えるというタスクがある。昨シーズンにプレーオフを逃したウィルソンとシーホークスだが、ウィルソンがそのキャリアにおいてチームをポストシーズンにまで導かなかったのはこれが2度目だった。

「どの年とも同じように、われわれは健康状態を保たなければならないし、ここ数年はそれに苦労してきた。したがって、もしわれわれがケガのない状態を保つことができれば、そこにはラッセルがいるし、彼はスーパーボウルで勝っている。それに何が必要なのか彼は知っていて、発揮しているリーダーシップはとてつもない」とエルウェイは語っている。

2022年NFLシーズンがキックオフを迎えるまで3カ月以上あるにも関わらず、ウィルソンはすでにデンバーに興奮と楽観的な見通しを与えている。ジェネラルマネジャー(GM)ジョージ・ペイトンはエルウェイがブロンコスの選手権制覇に足りないピースだと考えていたものをチームに届けた。だが、スーパーボウルで5回プレーした経験のあるエルウェイは、まだ先は長く険しいことを承知している。

「ジョージはその契約をまとめ、彼をここに連れてくるというとんでもない仕事をした。だから、ファンベースが再び魅了されているのを見るのは素晴らしいし、われわれにはAFC西地区で戦うチャンスが訪れている。ただ、それは厳しいものになるだろう」とエルウェイは述べた。

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