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ジェッツのディエンシブラインは“モンスターの温床”とDEカール・ローソン

2022年05月12日(木) 15:25


カール・ローソン【Damian Strohmeyer via AP】

ニューヨーク・ジェッツのディフェンシブエンド(DE)カール・ローソンは健康状態を取り戻しての復帰へと向かっている。つまり、ジェッツファンが再び興奮のエンジンを始動させるときがもうすぐやってくるということだ。

2021年8月にアキレス腱を負傷してシーズンを棒に振ったローソンは、トレーニングキャンプには準備ができている見通しだと現地11日(水)に報道陣に語った。

ローソンはジェッツが強く必要としていたエッジラッシングのアップグレードとして加入し、多くの人々の目をジェッツのキャンプに向けさせたものの、グリーンベイ・パッカーズとの合同練習中の負傷で足止めされてしまった。ジェッツはもう一人のローソン――バッファロー・ビルズ、ヒューストン・テキサンズ、マイアミ・ドルフィンズに所属していたシャック・ローソン――をトレードしてその穴を埋めようとしたが、カール・ローソンに求めていたほどの変化があったわけではなく、シャック・ローソンは14試合でサック1回をマークした後、1月の初旬にチームからリリースされた。

ジェッツは2021年の大部分で苦戦したものの、書面上では成功したと捉えられているドラフトによって輝かしい未来が来ると期待している。4シーズンのNFLキャリアでサック20回を記録してきたローソンは、ジェッツファンには2022年に楽天的な期待を抱くだけの理由があると信じている。

「俺はこの集団を愛している。彼らの多くが別々のバックストーリーを持っているからだ。強い集団になるぜ。ここで絶対的なモンスターが育っていくはずさ」とローソンは水曜日に話した。

「俺のように、ここには戻ってきて自分の力を証明したいやつらがいる。ドラフト外からのやつらもいる。JUCO(ジュニアカレッジ)に行ってたやつらもいる。ビニー・カリーみたいに、命の危険から立て直したやつもいる。本当にいろんなやつがいて、それぞれの逆境をくぐり抜けているからこその強さがある。そういうところが絶対的なモンスターの温床になる。だから俺はこの集団が大好きなんだ」

ローソンはシンシナティ・ベンガルズ時代のチームメイトであるタイトエンド(TE)C.J.ウゾマーとこのオフシーズンに合流している。2人は再タッグの興奮を共有しており、ウゾマーがそう感じる理由は実にシンプルだ。ウゾマーはローソンがフィールドに何をもたらすかを知っている。

「カールはモンスターだ。あいつはアクションフィギュアみたいなんだ。“Madden(マッデン)”で選手を作ろうとしたら、カールみたいになる。(大学時代を含めて)6年とか7年、一緒にプレーして・・・あいつはとにかく違う。あいつのゲットオフは信じられない。俺の意見では、それがあいつの一番の強みだ。彼はモンスターなんだ」

「彼がフィールドに戻ってくれば、俺たちのディフェンシブラインはめちゃくちゃ良くなるぜ」とウゾマーは話した。

ローソンやDEジョン・フランクリン-マイヤーズ、2022年1巡目指名選手のDEジャーメイン・ジョンソン二世といった面々と一緒に並ぶたび、ウゾマーには自分の予測が正しいかを知るチャンスが訪れるだろう。オフシーズンとは楽観の時間であり、ジェッツには確かにそれがあふれている。

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