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ジャガーズがDEウォーカーと4年48億円の新人契約にサイン

2022年05月13日(金) 10:06

ジャクソンビル・ジャガーズからドラフト指名を受けたジョージア大学のトラヴォン・ウォーカー【AP Photo/Charlie Neibergall, File】

ドラフト全体1位指名選手が正式に契約にサインすることになった。

ディフェンシブエンド(DE)トラヴォン・ウォーカーとジャクソンビル・ジャガーズが3,740万ドル(約48億0,106万円)相当のルーキー契約に合意したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロとイアン・ラポポートが現地12日(木)に情報筋の話をもとに伝えている。ガラフォロによると、ウォーカーは木曜日中に契約にサインする見込みとのこと。

また、ラポポートはウォーカーが2,440万ドル(約31億3,220万円)のサインボーナスを受け取るだろうと付け加えた。他の1巡目指名選手の契約と同様に、ウォーカーの契約期間は4年間でチームの5年目オプションが付随している。

ウォーカーがNFLの有望選手として注目を集めるようになったのは、2021年にジョージア大学ブルドッグスがナショナル・チャンピオンシップを制覇した時期とちょうど重なっている。21歳のウォーカーは、5名の2022年ドラフト1巡目指名選手を輩出してNFLの新記録を打ち立てたブルドックスディフェンスの素晴らしさを際立たせている存在だ。ジョージア大学からは最終的に15名の選手が指名されており、ドラフトでの最多指名数記録が塗り替えられている。

2021年に15試合すべてに先発出場したウォーカーは、サック6回、タックルフォーロス7.5回、パスディフェンス2回、トータルタックル33回をマーク。ウォーカーがもたらした効果は必ずしも記録に反映されるものではなかったが、身長約196cm、体重約123kgの破壊者は常に相手オフェンシブラインにとっての悩みの種であり、ディフェンシブラインのどこでもプレーできると思わせる能力を示していた。

ウォーカーはジャガーズディフェンスでスターパスラッシャーであるラインバッカー(LB)ジョシュ・アレンと組むことになる。2022年に変革の時を迎えているジャガーズは、スーパーボウルでの優勝経験があるダグ・ペダーソンを新ヘッドコーチ(HC)に据え、守備コーディネーター(DC)にはベテランのマイク・コールドウェルを起用した。

入団会見で「エッジ、5テクニック、エッジの外側すべてでプレーするんじゃないかと自分では思っている」と語っていたウォーカーは「ジョージアではフィールドに出るためなら何でもするとコーチにいつも言っていたから、0ノーズから9(テクニック)、ワイド、6テクニックに至るまで、いろんなプレーをしてきた」と続けている。

2021年に指名したトレバー・ローレンスに続き、2年連続でドラフト全体1位を指名することになったジャガーズは、今回が過去4シーズンで6勝を上回れなかったフランチャイズにとって最後の1位指名になることを願っている。

【RA】