逮捕されていたブロンコスWRジューディが釈放、次回の出廷は現地31日に
2022年05月14日(土) 17:41デンバー・ブロンコスのワイドレシーバー(WR)ジェリー・ジューディは現地12日(木)に、家庭内暴力による追加の刑罰つきの第2級の犯罪的改ざん容疑で逮捕されたが、翌日の金曜朝には1,500ドル(約19万円)を支払って釈放されている。
木曜夜を刑務所で過ごした後、翌朝に法廷に姿を現したジューディは抗弁しておらず、5月31日(火)に再び出廷する予定だ。
『9News(9ニュース)』によると、コロラド州アラパホ郡の裁判官であるシャンテル・コンティグリアは、物理的な暴力の脅威はなかったとしながらも、家庭内暴力による追加の刑罰がつく犯罪的改ざん容疑にかけられたのには正当な理由があると述べたという。
コンティグリア裁判官は今回の件にどう対処するのかを直ちに決定しなかったが、ジューディの釈放を認め、移動を許可した。
アラパホ郡保安官のタイラー・ブラウンは木曜日に開かれた記者会見で、この事件はジューディの1カ月になる娘の母親に関係しており、肉体的な接触はなかったと述べている。また、この事件はもっぱら財産に関わるもので、ジューディは拘束されたときに協力的な態度を示していたと明かした。
9ニュースによれば、被害者とされている女性は警察が状況を監視してくれることを期待して事件中に911に電話をかけたものの、逮捕してほしいとは思っていなかったと話しているという。彼女はコンティグリア裁判官にも、ジューディに対する訴訟を取りやめるよう求めている。
審理の後、ジューディの弁護士であるハーベイ・ステインバーグは、ジューディは犯罪に相当するようなことをしておらず、暴力や暴力未遂もなかったため、今回の件を家庭内暴力と位置付けるべきではないと強調しており、「悪いことは良い人に起こる。今回もそのケースだ」とコメントした。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロによると、NFLの広報担当者はジューディの状況がリーグの個人行動規範に基づいて検討されていると明かしたという。
コロラド州の第2級の犯罪的改ざんは“損害、不便、または迷惑を引き起こすことを意図して”他人の財産を改ざんすることを意味する。家庭内暴力による追加の刑罰はジューディと告発者の関係に基づいている。
ブロンコスは木曜日に出した声明で「ジェリー・ジューディに関する問題を認識しており、より多くの情報を収集している最中だ」と述べた。
ブロンコスから2020年ドラフト全体15位指名を受けたジューディは、過去2シーズンで26試合に出場してキャッチ90回、1,323ヤード、タッチダウン3回を記録している。
ブロンコスは23日(月)から自主参加のチーム活動を開始する予定だ。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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