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兄を見守る存在からスティーラーズの一員になる準備を整えるTEコナー・ヘイワード

2022年05月14日(土) 16:25


ピッツバーグ・スティーラーズ【NFL】

ドラフト6巡目指名を受けたタイトエンド(TE)コナー・ヘイワードは新天地に向かおうとしているが、そこは彼にとって馴染みのある場所でもある。

何しろ、コナーは以前から兄を見学するためにピッツバーグ・スティーラーズのUPMCルーニー・スポーツ・コンプレックスを訪れていたのだ。それが今となっては、自分の職場にもなっている。

ディフェンシブエンド(DE)キャメロン・ヘイワードの弟であるコナーは、兄も所属しているスティーラーズの一員として初めての練習に臨んだ。仕事に取りかかる前に、コナーはこの現実離れした状況を飲み込むところから始める必要がある。

チーム公式サイトによると、コナーは次のように語ったという。「これまでの人生でずっと見てきた人たちに会うことができた。兄のチームメイトが今、自分のチームメイトになっているなんてことは絶対に普通のことじゃない。さらに胸にグッとくるものがある。おばあちゃんとか兄弟のところにも行ったけど、今働いているこの場所に来たときが一番胸に響いた」

「練習場やウエイトルーム、ロッカールームも、ほとんどの仕事をする場所がどこにあるのかは分かっている。今日は初めてミーティングやゲームプランが行われる上の階に行ってきた。そこには行ったことがなかった。俺はここにいるべきだと感じている。ここに来られて興奮しているし、準備も万全だ。体調を保つためにワークアウトに取り組んできた。それが(金曜日の)練習に反映されるといいんだけど」

ミシガン州立大学のコナーは洗練されたプレーを発揮できるものの、NFLの典型的なタイトエンドとしてはサイズを欠いている。NFLではフルバックあるいはH-バックの役割を担うのが最も妥当なのかもしれないが、スティーラーズと相性が良い点はいくつもある。チームには有望な若手TEパット・フリーアムスがいるため、コナーはチームをけん引するようなタイトエンドになろうとする必要はない。

その代わりに、コナーは自分の得意分野を見つけて、それが何であれ、自分の役割に見合った選手になるために努力することができる。

そのようなプロセスはルーキーミニキャンプから始まり、そこでコナーは家族の様子を見守る訪問者から90人の選手の1人へと変化するのだ。そして、トレーニングキャンプが終わる頃には53人のロースターに加わることを望んでいるだろう。最初のキャンプはルーキーにとって新たな挑戦が多く待ち受けているものだが、コナーには共に人生を歩んできた兄が質の高いロールモデルであり、メンターとしてついている。コナーはキャメロンの単なる兄弟ではなくなり、新たなチームメイトとなったのだ。

【RA】