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負傷歴は意に介さず力を証明することに集中するコルツWRパリス・キャンベル

2022年05月20日(金) 16:22


インディアナポリス・コルツのパリス・キャンベル【AP Photo/AJ Mast】

インディアナポリス・コルツのワイドレシーバー(WR)であるパリス・キャンベルは、ケガをしやすい選手だともう人に言わせない。

これまでのキャリアで最大49試合出場できたはずのレギュラーシーズンで15試合にしか登場していないキャンベルは、NFLでの4シーズン目を迎えるにあたり、シーズンを通して戦い抜く意思を強めている。率直に言って、未来はそこにかかっているだろう。

オハイオ州立大学出身のキャンベルは2019年のドラフト2巡目でコルツから指名され、ディビジョンライバルであるテネシー・タイタンズと当たったその年のシーズン第2週の試合でキャリア初のタッチダウンを決めている。しかしながら、3つのそれぞれ別の負傷のせいでシーズンは短く終わり、7試合でキャッチ18回、127ヤードにとどまった。次のシーズンはさらに厳しい運命が待ち受けており、第2週に負った膝の重傷で終了。2021年にはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区のもうひとつのライバルであるヒューストン・テキサンズとの試合でタッチダウンを決めた際に足を骨折し、シーズンの大半を故障者リスト上で過ごした。

キャンベルがケガをしやすい選手だと論じるのは難しくない。だが、キャンベル本人からすれば、今はケガのない状態を取り戻し、2023年にふさわしい対応を受けるために強力なシーズンを必要としているキャンベルにとって、健康状態を保てないとの指摘や考えは意味がないという

コルツの公式サイトによれば、キャンベルは「外から見て“あいつは健康状態を保てない”とか言うやつがいる。汚い言葉で悪いが、そんなのくそ食らえだ」と話したという。

「結局のところ、俺には自分が何者なのか分かっている。自分がどんなプレーヤーなのか、知っている。俺がここにドラフトされた理由は分かっているし、スタッフルームの彼らも、それを分かっている」

「俺が多くのものを乗り越えてきたのを彼らは知っているし、その一方で俺がどんな選手かも知っている。だから、すべてがまとまっているならば、外のやつらは外のままってことだ」

キャンベルがどういったフラストレーションを感じているかは想像に難くない。大学時代にスター選手だったキャンベルは高い期待と共にNFLにやってきた。しかし、その能力を活用する代わりに、キャンベルは複数のシーズンにおいて戦いを見守り、これまでに馴染みのなかった回復とリハビリテーションのルーティンに尽力することを強いられている。

ルーキー契約があと1年残されている中で、キャンベルはかつて自分を指名したコルツが正しかったことを証明すべきときが来たとわかっている。

「プレッシャーが高いとき、俺はどうやったらパフォーマンスを発揮できるか分かっている。とにかく自信の問題なんだ。俺は自分に大きな自信を持っている。皆が間違っていて、俺が正しいことを証明するために、契約年である4年目以上のものはない」とキャンベルは話した。

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