QBフォールズがコルツと契約してライクHCと再合流か
2022年05月21日(土) 09:52ニック・フォールズとフランク・ライクが再会する日が迫っている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地20日(金)午後に伝えたところによると、インディアナポリス・コルツとクオーターバック(QB)フォールズが週明け早々にも契約に合意する見込みだという。
第一報を伝えたのは『The Athletic(ジ・アスレチック)』のザック・キーファーだ。
フォールズは2017年シーズンに、当時所属していたフィラデルフィア・イーグルスをフランチャイズで唯一のスーパーボウル優勝に導いている。現在、コルツのヘッドコーチ(HC)であるライクはこのとき、イーグルスの攻撃コーディネーター(OC)を務めていた。
話がうまくまとまれば、33歳のフォールズはNFLで6つ目のクラブに所属し、最近コルツに加入したQBマット・ライアンのバックアップを務めることになる。
運命の定めなのか、フォールズ率いるイーグルスが第52回スーパーボウルでニューイングランド・ペイトリオッツを下した1シーズン前、ライアンが当時率いていたアトランタ・ファルコンズは第51回スーパーボウルでペイトリオッツに敗れていた。
ライアンとライクHCがコルツをポストシーズン進出、ひいてはスーパーボウル出場に導こうとしている中で、フォールズはチームに加わろうとしている。
シカゴ・ベアーズで過去2年間プレーしていたフォールズは、トレード相手が見つからなかったことを受けて5月1日に放出された。ベアーズはフォールズをフリーエージェント(FA)にして新しいチームを探させるようにしており、フォールズの代理人であるジャスティン・シュルマンはこれを“粋な”動きだと呼んでいる。フォールズは5チームに所属していた経歴があるため、過去にフォールズの指導にあたったことのあるヘッドコーチの中で、彼を求めていると考えられる人物は必然的に見えてくる。
カンザスシティ・チーフスのアンディ・リードHCだろうか。それとも、ジャクソンビル・ジャガーズのダグ・ペダーソンHCだろうか。いや、そうではない。ライクHCとコルツがあらゆる意味で理にかなった動きをすることが予定されているのだ。
ライクがイーグルスで攻撃コーディネーターを務めていたときに最高のシーズンを送っていたフォールズは、チームをスーパーボウル優勝に導き、スーパーボウルMVPにも輝いている。
チームを高みへと導いてくれるようなベテランの先発QBを手に入れたコルツは今、それを支える2番手の選手も確保しようとしている。
【RA】