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新体制下での練習で「エネルギーが伝染している」とジャイアンツDEウイリアムス

2022年05月22日(日) 18:14


ニューヨーク・ジャイアンツのレナード・ウイリアムス【AP Photo/Corey Sipkin】

ディフェンシブエンド(DE)レナード・ウイリアムスはNFL入りしてからずっとニューヨークを本拠地としてきた。2015年ドラフト全体6位でニューヨーク・ジェッツから指名された後、2019年にトレードでニューヨーク・ジャイアンツに移っている。

これまで4人の異なるヘッドコーチ(HC)の下でプレーしてきたウイリアムスは、キャリア8シーズン目を迎えるにあたり、5人目のヘッドコーチの指導を受けているところだ。運が良ければ――そして、ウイリアムスが先週のOTA(チーム合同練習)で感じた雰囲気が今後も維持されれば――ウイリアムスは初めてプレーオフに出場できるかもしれない。

チーム公式記録によると、ウイリアムスは現地19日(木)に次のように語ったという。「俺が感じているのは、みんながワクワクしながら仕事に臨んでいる雰囲気だ。みんな、ここにいるのが幸せなんだと思う。隣にいるチームメイトに満足している。指導してくれているコーチ陣にも満足している」

「今言ったようなことに満足していると、仕事にも取り組みやすくなるし、素晴らしい心構えとエネルギーを持てる。それは実際に、どんなふうに動くかに表れてくるんだ。今まさに、入ってきたエネルギーが伝染している」

ジャイアンツが新シーズンに向けて楽観的でいられるのは、ブライアン・ダボールを新HCとして迎え入れたからだ。ダボールHCはバッファロー・ビルズの攻撃コーディネーター(OC)としてクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンの成長を促し、大成功を収めた後にジャイアンツのヘッドコーチに採用されている。ジャイアンツはすでにQBダニエル・ジョーンズの5年目オプションを行使しないと決めているため、ジョーンズは今季に実力を示さなければならない。そのような中で、ダボールHCがアレンと同様にジョーンズの才能を開花させると思われているのだ。一方で、ウイリアムスにとっては“ウインク”という愛称で親しまれている新守備コーディネーター(DC)ドン・マーティンデールとのつながりの方が重要だろう。

マーティンデールDCはボルティモア・レイブンズと決別した後、今年2月にダボールHCのスタッフに加わった。マーティンデールDCの指揮の下、レイブンズのディフェンスは3年連続でトップ3位以内につけていたが、負傷者が続出した2021年シーズンは19位という結果に終わっている。

結果はともかくとして、ウイリアムスが最初に注目したのはマーティンデールDCが結果を出すためにとっている姿勢だった。

ウイリアムスは「アグレッシブ、アグレッシブ。彼のことはそういうふうに聞いていて、実際にその姿を見てきた」と明かしている。「多くの人が自分はアグレッシブだと主張しているけど、ブリッツもタイミングが合えばたまにするという感じだろう。でも、ウインクの場合は、俺たちが相手だ、かかってこいよって感じだ。そういうメンタリティが好きなんだ。俺が見ている限り、彼はこっちがオフェンスに反応するんじゃなくて、向こうがこっちに反応するように仕向けている」

2022年のジャイアンツが“かかってこい”という状態を保てるかどうかはウイリアムスと新人DEケイヴォン・ティボドーのコンビにかかってくる。『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』の司会者であるカイル・ブラントは火曜日に番組内で、2022年に最も大きな混乱を引き起こす新しい守備コンビとしてこの2人の名前を挙げていた。ジャイアンツ守備陣は過去5年間のうち4年間で、許した得点で下位10チームに数えられており、ウイリアムスとティボドーはそれを立て直すために自分たちが持っているアグレッシブさをすべて発揮する必要がある。

【RA】