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WRサミュエルが49ersの自主参加のワークアウトを欠席

2022年05月24日(火) 11:38

サンフランシスコ・49ersのディーボ・サミュエル【AP Photo/Jeff Dean】

サンフランシスコ・49ersのワイドレシーバー(WR)ディーボ・サミュエルの状況がここ数週間で好転することはなかった。サミュエルは契約内容、ひいては組織に対して全体的に不満を抱えている。

そのサミュエルが49ersのOTA(チーム合同練習)の初日を欠席したのは当然の結果だと言えよう。サミュエルは依然として不安定な状況が続いているために自主参加のワークアウトへの参加を避けていると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが関係者の話をもとに伝えている。

サミュエルは2022年ドラフトの前にトレードを要請し、組織に不満があることをそこで初めて公表したが、49ersは真剣に検討する価値があると思えるトレードオファーを1つも受けられなかった。サミュエルはまだロースターにいるものの、現在の役割や報酬に不満があるのは明らかだ。

一方で、ラインバッカー(LB)フレッド・ワーナーは最近、両者が合意に至るのは「時間の問題だ」と思っていると話している。

しかし、合意に至るまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。契約上の理由や、オフシーズン中のトレーニング方法の好みによってOTAを欠席する選手は一定数いるが、今回はそういう状況ではない。

現時点では参加必須ではないため、サミュエルが参加する理由はほとんどない。今はただ、終わりが見えない中で時間だけが刻々と過ぎている。

【RA】