ファルコンズ移籍の元僚友WRエドワーズの活躍を期待するレイダースTEウォーラー
2022年05月24日(火) 11:42ラスベガス・レイダースはこのオフシーズンにオールプロにも選ばれているワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスを獲得しており、オフェンスの武器には事欠かない。だが、チームのスタータイトエンド(TE)であるダレン・ウォーラーは、最近にラスベガスを去ったパスキャッチャーを今でも称賛している。
WRブライアン・エドワーズは5月中旬に行われたトレードにより、2022年はアトランタ・ファルコンズのフィールドでプレーすることになったが、ウォーラーは、元チームメイトには活躍するためのツールがすべてそろっていると考えているようだ。
ウォーラーは『Heavy.com』のオースティン・ボイドとのインタビューで「ブライアンのことは人としても、フットボール選手としてもすごく好きなんだ」と話している。「彼の秀でたキャッチ力は一流だし、これからより多くの機会を得ることで、選手として成長し続けるに違いない。彼がチャンスを得た試合を見れば、それが分かるだろう」
エドワーズは、レイダースが2019年のドラフト3巡目で指名した時に見込んでいたほど、めぐってきたチャンスで活躍することはできなかった。それでも、サウスカロライナ大学出身のエドワーズは、ワイドアウトを必要としていたファルコンズの関心を引くのには十分なポテンシャルを発揮している。そのファルコンズとは言うと、前年に続きチームトップのワイドレシーバーだったオラマイド・ザキアスはわずか31回のキャッチしか記録できていない。
クオーターバック(QB)のマット・ライアンとともに過ごした最後のシーズンで、ファルコンズのワイドレシーバー陣が欠いていた、ヤード数を稼ぐ能力をエドワーズは持っている。エドワーズはキャリア全体でレシーブ平均17ヤードを記録しており、これは昨年にファルコンズで最も優秀なワイドレシーバーが達成した同じ記録よりも、なんと3.9ヤードも多い。チームの新たな司令塔となるQBマーカス・マリオタはそんなエドワーズの恩恵を受けることだろう。
ウォーラーは「環境が変わることは、最高の出来事の一つとも言える」と述べている。「必ずしもその過程で何が起きるかが重要なわけではなくて、それよりも自分がそれにどう反応するかだ。彼は精神的にも肉体的にも、そういう変化で大きく成長できる選手だと思っているから、彼のキャリアがこれからどんな風に展開していくかが楽しみなんだ。彼にはこれから素晴らしいことが待っていると思う」
NFLにおける現時点のエドワーズの評価は、ファルコンズがこの4月のドラフトで全体8位指名したWRドレイク・ロンドンや、2年目のTEカイル・ピッツよりは低いと言えるだろう。ライアンなき時代の闇の中に希望を求めるファルコンズファンにとって、この二人の主力選手は当然ながら、未来を照らす道しるべとしてひときわ輝いて見える。
しかしながら、もしエドワーズが、かつてのチームメイトがその可能性を見いだしているように、個人的な環境の変化に対応できれば、キャリアの第二幕で重要な役割を果たし、自己最高のパフォーマンスを発揮できる可能性は大いにあるだろう。
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