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「ディーボ・サミュエルみたいになれたら最高」とジャガーズRBイーティーエン

2022年06月03日(金) 12:00


ジャクソンビル・ジャガーズのトラビス・イーティーエン【AP Photo/Derick Hingle】

ジャクソンビル・ジャガーズのコーチングスタッフはランニングバック(RB)トラビス・イーティーエンが昨年のプレシーズン中にシーズン終了となるケガに見舞われる前まで、1巡目で指名された彼をレシーバーとして起用することを思案していた。

『CBS Sports(CBSスポーツ)』のジョナサン・ジョーンズによれば、ヘッドコーチ(HC)のダグ・ペダーソンが率いる新しい首脳陣もその流れをくみ、チーム合同練習(OTA)の中でイーティーエンを主にパスキャッチャーとして活用しているとのことだ。イーティーエンはポジションの柔軟性が復帰後の成功の鍵になると考えている。2年目の彼が目指しているのは、サンフランシスコ・49ersのワイドレシーバー(WR)ディーボ・サミュエルのような“ワイドバック”に近いという。

「ただ柔軟にポジションを変えるだけだ」とイーティーエンはジョーンズに話している。「もし試合中にそういうポジションでプレーして、いいマッチアップがあれば、それを利用することができるだろう。だから、いかに俺がより多くのことをこなして、貴重な存在になれるかということだ」

「フットボールはマッチアップがすべてだから、ディーボ・サミュエルみたいになれたら最高だね。試合はどれだけ生産的になれるかだ。結果を残せれば、チームは常に自分を必要としてくる。常にフィールドに立っていられるように、最高の選手になることだけを考えている」

サミュエルが49ersで担っている役割は、ランナーとしての消耗を少なくしたいという本人の希望があってのものであり、それを考えるとイーティーエンがサミュエルを引き合いに出したのは興味深い。

「彼はレシーバーとしてバックフィールドに転じたのに対して、俺はランニングバックからレシーバーになろうとしているから、彼の状況は違う」とイーティーエンは述べている。「俺にとってそれは体への負担を減らすこと。彼にとっては、俺のそういう負担を背負うことになる。彼の立場に立って考えないといけない。俺にとっては、アウトサイドのスペースでディフェンシブバック(DB)や小柄な選手とやり合えるし、タックルの間を走らなくてもいいから、まったく問題ない。誰だってそう思うだろう?」

ルーキーシーズンをまるまる棒に振ったイーティーエンがデュアルスレットになる姿をジャガーズはぜひとも見てみたいだろう。彼が健康を維持でき、武器になれれば、チームはバックフィールドにRBジェームズ・ロビンソンとイーティーエンによる強力なコンビを擁することができる。

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