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ラムズとWRクーパー・カップが3年最大107億円の契約に合意

2022年06月09日(木) 10:27

ロサンゼルス・ラムズのクーパー・カップ【AP Photo/Marcio Jose Sanchez】

ロサンゼルス・ラムズのワイドレシーバー(WR)クーパー・カップはチームがスーパーボウルに向かって突き進む中で歴史的なシーズンを送った。

今、そのカップが巨額の契約を手にしている。

カップとラムズが3年最大8,000万ドル(約107億5,200万ドル)の契約の条項に同意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地8日(水)に伝えた。カップはこれで、2026年末までラムズとの契約下にあることになる。

ラムズも後に、この延長について発表している。

勝者に戦利品を。レギュラーシーズンにレシービングで3冠を達成し、それぞれリーグハイのキャッチ145回、1,947ヤード、タッチダウン16回をマークしたカップは、シンシナティ・ベンガルズに対して発揮したパフォーマンスによって第56回スーパーボウルのMVPに選ばれた。

以前の契約があと2年残っていた28歳のカップは、2022年と2023年に1,480万ドル(約19億8,673万円)と1,460万ドル(約19億5,988万円)を受け取ることになっているが、この年齡にしてそれをはるかに超える昇給を果たしている。2024年から2026年の年額2,670万ドル(約35億8,359万円)は、ワイドレシーバーの年額として4番目に高い額にあたる。

スーパーボウル優勝を受け、ラムズとジェネラルマネジャー(GMを)のレス・スニードはスーパースターたちに報いるという責任を果たそうとしており、カップの契約延長もその一つだ。クオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードは大型契約を獲得し、ディフェンシブラインマン(DL)アーロン・ドナルドは先日に行われた契約再構築によって、QB以外でリーグ史上最高額の支払いを受ける選手になっている。

新契約がまとまるまで、カップはワイドレシーバー市場をリセットすることを目指してはいないと明言していた。しかし、ラムズはまさにそうすることによってカップに報いている。

昨年にワイドレシーバーとしてNFLの歴史でも最も素晴らしいシーズンを過ごしたカップだが、それまでにもラムズの戦力となってきた。3年連続でキャッチ92回以上を決めたカップは、同じく3年連続で970ヤード以上をマークしている。

スタッフォードが昨年に加わってからすぐに良い関係を築いたことで、カップの生産性も上昇した。

まずは3冠、そしてAP通信NFL攻撃部門年間最優秀選手賞、さらにスーパーボウルMVP。それらを達成してきたカップが、当然のことながらその活躍にふさわしい見返りを得ている。

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