OTA欠席のQBジャクソンは懸命に仕事に取り組んでいるはずとレイブンズHCハーボー
2022年06月09日(木) 11:22クオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンがチーム合同練習(OTA)を欠席したことに関しては、多くの騒ぎが――数名のNFLのクオーターバックと同様に――起こってきた。
しかしながら、ボルティモア・レイブンズのヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーはそれほど懸念を抱いていないようだ。ハーボーHCはジャクソンが参加必須のミニキャンプには出席すると確信している。
ハーボーHCはOTAが行われた現地8日(水)に、報道陣に対して「参加必須のミニキャンプでは彼がここにいると思っている」と語った。
「彼が一生懸命やっているのは知っている。ラマー・ジャクソンはハードワーカーだから、彼がどれくらい熱心にやっているかについては心配していない。彼が素晴らしい調子で戻ってくると思っているし、彼はそう話している。彼がボールを投げ、良い仕事をすると確信している」
ジャクソンは現行契約の最終年に入っている。契約延長の希望がある中、元NFLのMVPであるクオーターバックの練習欠席には注目が集まった。
チームのOTAに参加しなかったQBとしては、他にグリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャースやタンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディがいる。5月27日に練習欠席についての批判に応じたジャクソンは「いずれ行く」と話した一方、正確にそれがいつなのかは語らなかった。
レイブンズのミニキャンプは6月14日(火)から16日(木)に行われる。そこでも欠席であれば、ジャクソンにはチームからの罰金が科されることになると同時に、出席しない理由について懸念が生じるのは避けられない。
とは言え、ミニキャンプが始まるまでは、ハーボーHCは過去4シーズンにチームを率いてきたQBがチームとは別の場所で自分の仕事を進めていると自信を持っている。
チームに戻ってきたときには、ジャクソンはかつてのナンバー1レシーバーであるマーキス・ブラウン――トレードでアリゾナ・カーディナルスへ移籍――のいないワイドレシーバー(WR)陣との仕事に着手するだろう。また、ドラフト1巡目氏名選手であるセンター(C)タイラー・リンダーバウムやフリーエージェント(FA)で契約したベテランのモーガン・モーゼス、ジェイウワン・ジェームスといった面々を擁する新オフェンシブライン(OL)とも馴染んでいくだろう。
ハーボーはアキレス腱断裂によってデンバー・ブロンコスからリリースされたジェームスについて「彼は本当によく動いている。彼は良さそうだ。素晴らしい形できている。彼については最高の感触だ」と話した。
2021年にニューヨーク・ジェッツでプレーしていたモーゼスについても、ハーボーHCは良い印象を持っている。
「彼は本当によくやっている。だから、この2人のベテランタックルたちは、かなりの補強になったと思う」とハーボーHCは評した。
ジャクソンのOTA欠席には楽観視できるだけの理由がある。ハーボーHCはその必要があるときにはジャクソンがチームの元にいると信じているのだ。
「彼が戻ってきたら、われわれはラマーと一緒に仕事にかかる。今はわれわれが手に入れた選手たちとやっている。彼がここにくれば皆に溶け込むだろうし、われわれはラマーと一緒に仕事を進める」とハーボーHCは語っている。
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