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ブロンコスとジャガーズが参加必須のミニキャンプを開始

2022年06月14日(火) 09:31

NFLロゴ【Aaron M. Sprecher via AP】

オフシーズンワークアウトが最終週を迎えた。この後、NFLの選手、コーチ、スタッフは7月下旬に始まるトレーニングキャンプで再集合するまでの間、夏休みに入る予定だ。

多くのチームはオフシーズンプログラムの最終段階として実施される参加必須のミニキャンプを現地14日(火)から開始するが、デンバー・ブロンコスとジャクソンビル・ジャガーズは13日(月)から3日間の日程でこれに取り組む。

団体労働協約(CBA)により、各チームはオフシーズンプログラムのフェーズ3の間に、ベテラン選手の参加を義務付けるミニキャンプを1度実施することができる。毎年、オフシーズンに行われるこのキャンプは、ほとんどの選手が次のシーズンに向けてフィールドでの準備に専念できる最初の機会だ。以前と比べて欠席するベテラン選手が減っただけではなく、これまでのワークアウトとは異なり、コーチ陣は選手たちとフィールド上で練習できるため、参加必須のミニキャンプは実際の練習により近い感覚で行うことができる。

つまり、ブロンコスで新ヘッドコーチ(HC)ナサニエル・ハケットのスキームを実践するクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンの姿を見ることができるのだ。

一方、ジャガーズは参加必須のミニキャンプで異なるアプローチをとっている。新HCダグ・ペダーソンはほとんどのベテラン選手に1週間の休暇を与えたのだ。

ペダーソンHCは先週に「3日間の参加義務があるミニキャンプはまだあるが、ルーキー、一部のベテラン選手、負傷した選手だけを対象にしている」と述べている。「ケガを抱えている選手たちは負傷によりシーズンを終えて、オフシーズンの間ずっと治療に取り組んできたかもしれない。彼らにはただここに残って治療やリハビリを受け続けるよう要求した。そうすれば、若手選手や一部のベテラン選手と、もう少し1対1で取り組めるチャンスになる。来週はそういうふうにするから、ベテラン勢はもう終わりだ」

2016年から2020年までフィラデルフィア・イーグルスのヘッドコーチを務めていたペダーソンHCは、ベテラン選手たちが追加の休みを得たことについて次のように言及した。

「すべては彼らがやってきたことがベースになっている。過去にもこういうことをやったが、それと同時に、このグループが活動する姿、一緒に取り組む姿を見たかったのだ。最終的に決断したのはつい先週のことだ。繰り返しになるが、彼らはものすごく頑張ってきた。得たものに値する。スタッフとしてやるべきことはやったし、キャンプに向けて準備を進めているところだ」

なお、NFLの15チームは火曜日にミニキャンプを開始する。

【RA】