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コマンダースWRテリー・マクローリンが参加必須のミニキャンプを欠席

2022年06月14日(火) 09:48

テリー・マクローリン【AP Photo/John Bazemore】

ワシントン・コマンダースのワイドレシーバー(WR)テリー・マクローリンは今週行われる参加必須のミニキャンプをホールドアウトするつもりだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロは情報筋の話を元に、長期契約締結に両サイドが取り組む中でマクローリンは参加必須のこのセッションに出席しない意向だと伝えている。

最初にこのニュースを報じたのは『The Washington Post(ワシントン・ポスト)』のニッキ・ジャブバラだった。

参加義務のあるミニキャンプを欠席することで、チームがそれを許可しない限り、マクローリンには罰金が科されることになる。3日間すべてを欠席すれば、マクローリンには最大で9万3,085ドル(約1,250万円)の罰金が言い渡される。ワシントンのミニキャンプは現地14日(火)から16日(木)の日程で実施される。

オハイオ州立大学出身のマクローリンは2019年のドラフト3巡目で指名されており、今年が新人契約の4年目にして最終年にあたる。ベースサラリーの279万ドル(約3億7,486万円)は、マクローリンほどの技量がある選手としては市場価値を大きく下回っていると言える。

最初の3シーズンで、マクローリンはキャッチ222回、3,090ヤード、タッチダウン16回をマークした。チームがクオーターバック(QB)に問題を抱えているにも関わらず、マクローリンは2年連続で1,000ヤードを超えている。

マクローリンは大型契約を望む複数の4年目選手の一人だ。サンフランシスコ・49ersのWRディーボ・サミュエルはオフシーズンの序盤にトレードを要請した後、ミニキャンプには合流。しかし、実際の練習には参加していない。シアトル・シーホークスのWRであるD.K.メットカーフは参加必須のミニキャンプを欠席。一方、ピッツバーグ・スティーラーズのWRディオンテ・ジョンソンは自身の契約状況を心配していない。

マクローリンがオフシーズンのワークアウトに参加しないことで、新QBであるカーソン・ウェンツとの間に信頼関係を築いていく機会は阻害されている。とは言え、マクローリンが過去3シーズンにテイラー・ハイニケ、ギャレット・ギルバート、ドウェイン・ハスキンズ、カイル・アレン、ケイス・キーナム、コルト・マッコイといったQBたちからパスを受けながら立派な数字を残してきたことを考えれば、マクローリンは新たなQBと親和性を高めるのにそれほどの時間を必要としないのかもしれない。

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