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CBシャーマンがプライム・ビデオのTNF放送チームに、競技復帰の可能性は否定せず

2022年06月15日(水) 10:37

タンパベイ・バッカニアーズのリチャード・シャーマン【AP Photo/Rich Schultz】

“リージョン・オブ・ブーム”(シアトル・シーホークスのセカンダリー)の一角がフットボールの競技から遠ざかる。少なくとも、今のところは。

コーナーバック(CB)リチャード・シャーマンが現地14日(火)に『NFL Network(NFLネットワーク)』のスティーブ・ワイチに語ったところによれば、シャーマンは今季に『Amazon Prime Video(アマゾン・プライム・ビデオ)』のサーズデーナイトフットボール(TNF)の放送チームに加わるという。しかしながら、34歳のベテランコーナーバックはゲーム復帰も否定しておらず、引退はまだ先のことだとしている。

「いや、俺は自分にできる限り、まだドアは開けておくぜ」とシャーマンはワイチに話した。

「もちろんトレーニングは続けるし、調子も整えておく。でも、チャンスがあるならつかまなきゃならないし、これはアマゾンとのびっくりするようなチャンスだ。見逃すわけにはいかないさ」

「だけど、ドアは開けておくつもりだ。誰かが12月終盤に俺に連絡をとりたがり、助けを必要としているなら、喜んで手助けする」

シャーマンはプライム・ビデオがサーズデーナイトに放送する試合前とハーフタイム、そして試合後の番組に出演する予定だ。プライム・ビデオがTNFを放送する初めてのシーズンには、他の出演者として殿堂入りした元タイトエンド(TE)トニー・ゴンザレスや、スポーツアナウンサーのアル・マイケルズ、スポーツアナリストのカーク・ハーブストライトらが名を連ねている。

放送業界に足を踏み入れるという決断について、シャーマンは「選手がこのゲームをプッシュし続け、リアルな経験や思考を通じてファンに知識を与え、皆がさらに深くゲームを楽しめるように努力するのが重要だと感じている」と説明し、次のように続けた。

「彼らのためにできるだけシンプルに伝えるようと努力するものだろうけど、ファンが多くの情報や知識を持てば持つほど、もっといい経験ができると俺は思う。彼らがひいきのチームを理解し、なぜこのタッチダウンができたのか、こんなビッグランが起こったのか、このインターセプトができたのかを理解するのを助けたいだろ。俺にはそれができると思うんだ」

スタンフォード大学出身で、かつてドラフト5巡目で指名を受けたシャーマンは、シアトル・シーホークス守備陣における不可欠な存在へと成長。2013年シーズンと2014年シーズンにスーパーボウルに出場し、前者である第48回スーパーボウルで優勝を果たした。

「チーム加入にエキサイトしている!」

「タックル495回、インターセプト37回、5度のプロボウラー、5度のオールプロ、第48回スーパーボウル王者。そしてその彼が@PrimeVideoだけがお送りする、われわれのサーズデーナイトフットボールチームに。ようこそ@RSherman_25!」

NFLではよくあることだが、シアトルにおけるシャーマンのキャリアは突然の終わりを迎え、2017年シーズン終了後にコストカットの一端としてシーホークスからリリースされている。その翌日、シャーマンはサンフランシスコ・49ersと3年3,900万ドル(約52億6,716万円)の契約を締結。2019年の第54回スーパーボウル出場に貢献しつつ、契約が完了した後は2021年シーズンの初めにディフェンディングチャンピオンであるタンパベイ・バッカニアーズに加入した。自身のリーグ11年目にバッカニアーズで5試合に出場したシャーマンは、1月に故障者リザーブ(IR)リスト上でシーズンを終えている。

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