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“フットボールに飢えている”QBウェンツの意欲を評価するコマンダースQBコーチ

2022年06月22日(水) 12:06

ワシントン・コマンダースのカーソン・ウェンツ【AP Photo/Luis M. Alvarez】

インディアナポリス・コルツとのトレードでクオーターバック(QB)のカーソン・ウェンツを獲得して以来、ワシントン・コマンダースは彼について熱弁をふるっている。

クオーターバックコーチのケン・ザンペースもその一人で、先週のミニキャンプでは学び続けようとするウェンツの意欲を高く評価しているという。

「彼は直感的で、好奇心旺盛で、フットボールに飢えている。そこが私にとっては楽しい」とザンペースは『NBC Sports Washington(NBCスポーツ・ワシントン)』のビジャン・トッドに話している。「いい意味で好奇心が旺盛だ。われわれはそういうものも求めている。コミュニケーションもうまく取れているし、彼のアイディアや、われわれが求めたことをやってくれるところ、“これはどうやってやりたい? このプレーはどう解釈している?”というような、彼の知りたいという意欲が素晴らしい。その好奇心がわれわれをより早く成長させてくれるだろう。そういうのが見られるのは本当に楽しい」

フィラデルフィア・イーグルスとコルツで過去2シーズン苦しんだウェンツにとって、コマンダースはキャリアを正す最後のチャンスのような気がしてならない。

ウェンツはオフシーズンのワークアウト序盤では好調だったが、先週のミニキャンプではいくつかのミスが目立った。それは昨年のコルツでも見られた問題で、キャンプ中は本気でプレッシャーをかけられていないにもかかわらず、ウェンツは取り囲まれると焦ってしまう傾向にある。

ザンペースはコマンダースがウェンツの技術的な部分を微調整して投球をスムーズにさせようとしていることを指摘した。

「とにかく投球を最後までやり遂げさせ、腰や左側の周りにスペースを確保してもっと腕を使えるようにしている。あとは投球する位置を正すとか、一般的なことだ」とザンペースは述べた。

以前のコルツがそうだったように、コマンダースは2022年シーズンに向けてチームの将来をウェンツに託している。ウェンツがまたしても苦戦すれば、コマンダースは次のオフシーズンに彼との契約をためらいなく解消し、再び新しいフランチャイズシグナルコーラーを探し求めることになるだろう。

【RA】