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スティーラーズが元ベンガルズDTラリー・オーガンジョビーと1年契約

2022年06月22日(水) 12:01


ラリー・オーガンジョビー【AP Photo/AJ Mast】

ディフェンシブタックル(DT)ラリー・オーガンジョビーのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区の旅が3つ目の逗留地、ピッツバーグに至った。

オーガンジョビーがピッツバーグ・スティーラーズと1年契約を交わし、スティールシティに向かうと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じた。チームも後にこの契約について発表している。

オーガンジョビーは2017年にクリーブランド・ブラウンズから3巡目で指名を受けてキャリアを開始。優秀なインテリアディフェンシブラインマンとして2017年から2020年に60試合(先発47試合)に出場した。この期間にサック14.5回、タックル180回(フォーロス29回)、フォースドファンブル2回をマークしたオーガンジョビーは、2021年にフリーエージェント(FA)としてシンシナティ・ベンガルズに加わっている。

ベンガルズでの1シーズンで活躍したオーガンジョビーはレギュラーシーズン16試合でキャリアハイのサック7回、タックル49回(フォーロス12回)をマーク。しかし、ベンガルズでの時間は、ポストシーズンにチームがラスベガス・レイダースに勝利したワイルドカード戦で足を負傷したことで終わってしまう。2021年シーズン終了時に契約が切れたことで、オーガンジョビーは2022年のフリーエージェントマーケットに戻ってきた。

このフリーエージェンシーの初期にシカゴ・ベアーズとの契約に合意していたオーガンジョビーだが、身体検査にパスしなかったために、ベアーズはオファーを撤回せざるを得ない状況となった。そこから約2カ月、オーガンジョビーはよく知るディビジョンに居場所を見いだしている。スティーラーズとしては、3週間前にステフォン・トゥイットが引退したのを受け、Dラインに戦力を追加できた形だ。

スティーラーズと年に2度対戦していたのに加え、オーガンジョビーには現役のスティーラーズメンバーの一人との遺恨がある。2019年にブラウンズとスティーラーズが対戦したサーズデーナイト戦の終盤に起きた乱闘にオーガンジョビーがかかわっており、このとき、オーガンジョビーはスティーラーズのクオーターバック(QB)メイソン・ルドルフを押したことで1戦の出場停止処分を科されたのだ。

その出来事ももう過去のこと。オーガンジョビーはベンガルズのユニフォームを脱ぎ、ブラック・アンド・ゴールドを身に着けてスティーラーズの一員となる。

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