ペイトリオッツにレッドのスローバックユニフォームが復活
2022年06月23日(木) 08:53NFLの歴史上でも最高のスローバックユニフォームの一つが2022年に戻ってくる。
ニューイングランド・ペイトリオッツが赤のスローバックユニフォームを復活させることを現地22日(水)に発表した。
Wait a minute, Doc. Are you telling me the red uniforms are back? pic.twitter.com/X1pd6kpdpG
— New England Patriots (@Patriots) June 22, 2022
「待ってよドク、レッドのユニフォームが戻ってくるって?」
ニューイングランドはこのユニフォームを2002年シーズンにスローバックのセットとして使用している。2001年に初めてスーパーボウルを制してからのことだった。ペイトリオッツはその後、2009年から2012年までそのユニフォーム(およびその期間にふさわしいバリエーション)を採用したものの、使用するヘルメットを1種類に限るNFLのワンシェルルールによって、2013年からスローバックの装いを取り入れることが不可能になっていた。
ワンシェルルールが撤廃されたことから、ペイトリオッツをはじめ、多くのチームがスローバックユニフォームを再び取り入れることが可能になり、審美的な調和がファンの喜びとなっている。フェイスマスクを含めてホワイトに塗られたヘルメットのサイドには、いつでもスナップできるように構えたパット・パトリオットが描かれた。
このユニフォームにはまた、フランチャイズと過去のつながりを思わせる3色のショルダーストライプが取り入れられている。ペイトリオッツがこのディテールを最初に復活させたのは2016年のカラーラッシュユニフォームであり、2020年シーズンのユニフォーム変更でこれはレギュラーの要素に変更された。
このショルダーストライプはチームの設立当初まで振り返ることができる。アメリカン・フットボール・リーグ所属のボストン・ペイトリオッツとして知られていた、1960年のことだ。
ペイトリオッツが最後にこのユニフォームをフルタイムで使用したのは1990年シーズンで、1991年からはチームのフェイスマスクをホワイトからレッドに変更。そのカラーは1992年まで続いた。その後のユニフォームカラーはややアイデンティティの危機にあった。1993年シーズンにパット・パトリオットから現在のエンブレムに移行した後、プライマリーのユニフォームをブルーのジャージーとシルバーのパンツに変更。さらにパンツのストライプとナンバーのカラーを(後にはナンバーの書体も)変更し、1990年代の大部分で継続した。新世紀に入ってブルーから移行したネイビーが、今までニューイングランドのメインカラーとなっている。
1993年にブルーに移行する以前、ペイトリオッツは長い間、レッドを主要カラーとしてきた。その面影がパット・パトリオットと共にスローバックで戻ってくる。2021年にワイルドカードに進出したペイトリオッツは、スローバックユニフォームの復活が覇権復帰へののろしとなることを願っているだろう。
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