WRアントニオ・ブラウン加入は“起こらないと皆分かっている”とスティーラーズHCトムリン
2022年06月23日(木) 10:29ワイドレシーバー(WR)アントニオ・ブラウンは先日、ピッツバーグ・スティーラーズの一員として引退したいとの思いを『Twitter(ツイッター)』で明かしていた。そうなるとすれば、厳密に儀式としてのものになるだろう。
ポッドキャスト『The Pivot(ピボット)』に出演したスティーラーズのヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンは、ブラウンがアクティブな選手としてピッツバーグに復帰する可能性を退けている。
『SI.com』によれば、トムリンHCは「そんなことは起こらないと、皆分かっているだろう」と話したという。
「ヘルメットをつけてトンネルから走り出て、フットボールをプレーするとか、そういった意味ではな。彼は去っていった。われわれも先に進んだ。だらだらと現実の会話であるかのようにすることは可能だが、われわれにはそれが現実的ではないと分かっている」
ブラウンはスティーラーズでの9シーズンに殿堂入りが期待されるほどの実績を残し、キャッチ837回、1万1,207ヤード、タッチダウン74回をマーク。2シーズンでキャッチとレシービングヤードのリーグトップとなり、オールプロのファーストチームには4度指名された。トムリンのチームで過ごしてきた9年の間に、ブラウンは試合平均86.2ヤードを記録している。
ピッツバーグでの終わりは良い形とはならず、ブラウンはその後にオークランド・レイダース(現ラスベガス・レイダース)、ニューイングランド・ペイトリオッツ、タンパベイ・バッカニアーズも議論のうちに去っている。
「ABという男について私が言うのは、われわれは素晴らしい9年を過ごしたということだ」と言うトムリンHCは次のように続けた。
「皆には説明できないやり方で、彼に感謝している。ある意味で彼の肩を持つように聞こえるから、わざわざ皆に説明するつもりもない。私にとって、その意味で言えば、われわれの関係がどういう性質であるかや、われわれが一緒にやっていたことには、何の擁護もいらないんだ。どうとでも、皆が好きなように解釈すればいい。あの男の意思については、十分に語られていないと思う。彼の職業倫理について。彼がプレーするときの恐れのなさについてね」
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