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“チームのエースランニングバック”を自負するバイキングスRBクック

2022年06月23日(木) 11:27


ミネソタ・バイキングスのダルヴィン・クック【AP Photo/Bruce Kluckhohn】

ミネソタ・バイキングスはチームのオフェンスに活気を与えるため、ケビン・オコンネルをヘッドコーチ(HC)として雇った。マイク・ジマー元HCのもとでランファーストを貫いてきたバイキングスが、よりパスを増やしたスキームを導入することが前提となっている。

オフェンスが新しくなってもランニングバック(RB)ダルヴィン・クックの意識は変わらないようだ。

「俺はどこであろうとプレーする」とクックは『FOX 9 Sports(フォックス9・スポーツ)』のホビー・アーティグに述べている。「ランでフットボールを運ばないといけない。それは必須だ。だから、それをしっかりとやる必要がある。俺がどれだけボールをタッチしようが、必ずその機会を活かすようにする。俺はただ試合に勝ちたいだけだ。チームが試合に勝つための機会なのであれば、どんな形であろうと“コーチ、俺を使ってくれ”っていう意識で臨むつもりだ」

クックはバイキングスのエースランニングバックとして3回連続でプロボウルに選出されている。2021年には13試合に出場して249回のキャリーで1,159ラッシングヤードを積み上げ、6回のタッチダウンをマーク。2019年以降に記録した36回のスクリメージタッチダウンは、同期間の中ではRBデリック・ヘンリー(45回)とRBアーロン・ジョーンズ(40回)に次いでNFL内同率3位につけている。

3シーズン連続で1,100ヤード以上のラッシングヤードを叩き出した26歳のクックは、NFLの現役選手としては最長記録を持つ。

バイキングスが新たな時代を迎えようとしているなか、クックはオコネルHCが指揮するパスゲームで活躍の場が増えることが予想される。一方で、このダイナミックなランニングバックはチームの主力ランナーだと自負している。

「たとえ俺に30回ボールが回ってきても、次の試合ではさらに30回多く渡してくれたっていい」とクックは言う。「それでキャッチも5回か10回くらい決める。俺はチームのエースランニングバックだと自負しているんだ。ウォリック・ダンみたいな、昔ながらの選手ってことさ」

ケガだけがクックのキャリアの妨げとなってきた。クックはこれまでに2021年の4試合を含め、5シーズンにわたってそれぞれで複数の試合を欠場している。

クックの他にRBアレキサンダー・マティソン、RBキーン・ヌワングウー、そして5巡目で指名されたルーキーのRBタイ・チャンドラーを擁するバイキングスのバックフィールドは安泰と言える。クックがヒットで受ける負担を少し減らし、その分をパスターゲットにすることで生産性を補えれば、主力選手としてシーズンの最後まで健康でいられるかもしれない。

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