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出場停止処分の軽減を望むカーディナルスWRホプキンス

2022年06月24日(金) 09:40


アリゾナ・カーディナルスのディアンドレ・ホプキンス【AP Photo/Kamil Krzaczynski】

NFLの運動能力向上薬物規定に違反したとして6試合の出場停止処分を科されたとき、アリゾナ・カーディナルスのワイドレシーバー(WR)ディアンドレ・ホプキンスは検査結果が陽性だったことにショックを受けたと答え、処分の内容に抗議すると明言していた。

現地22日(水)にチャリティーのために行われたソフトボールの大会で、ホプキンスは出場停止処分を受けてから初めて報道陣に対してコメントし、改めて自らのスタンスを示している。

『KPNX』のキャメロン・コックスによると、ホプキンスは「今もまだ調査中なんだ」と明かしたという。「シーズンが始まる前に少しは(出場停止になる)試合数を減らせたらいいんだけど。でも、違う。俺はやってない。俺は自然派だ。自然療法にこだわっている。何が起こったかというと、オスタリンと呼ばれる物質が体内から0.1%検出された。知っているか分からないけど、あれはコンタミネーション(意図せず異物を取り込んでしまうこと)であって直接的に取り込んだわけじゃない」

「サプリメントは飲まない。飲んだことがないし、ビタミン剤もほとんど飲んでいない。だから、こんなことが自分の身に起こったのは当然、ショックだった。でも、チームと一緒に何が起こっているのか解明しようとしているところだ」

通常、出場停止処分は不服申し立て手続きを経てから発表されるため、現段階では処分が軽減されることはないだろう。また、リーグ規則には、どのように起こったかにかかわらず、体内に入ったものに対する責任は選手自身がとると明記してある。

ホプキンスは2021年にケガで7試合を欠場したが、快方に向かっていると強調した。

「いい感じだ。回復している。治っている。残念なことに、6試合を欠場しなきゃいけなくなった。でも、それは仕方ない。チームの準備は整うし、出場するときには俺の準備も整っている」とホプキンスはつけ加えている。

NFLの中でもトップクラスのレシーバーであるホプキンスは、カーディナルスには欠かせない存在だ。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、クオーターバック(QB)カイラー・マレーはプレーオフを含めて2021年シーズンにホプキンスが出場していたとき、そうでないときと比べてパスアテンプトあたりの平均飛距離が2.6ヤード以上多かったとのこと。また、ホプキンスをターゲットにしたときのパサーレーティングは133.6だったという(ターゲット数が50回以上の場合でNFLで2位)。

「俺はコンペティターだから、フィールドに出られないときはいつでももどかしい」と話しているホプキンスは「でも、それがNFLだ。次の選手が控えている。俺が出場できるようになるまで、やつらが6試合を勝ち抜いてくれると心から信じている」と続けた。

【RA】