スティーラーズが1巡目指名のQBケニー・ピケットとルーキー契約の条件で合意
2022年06月23日(木) 23:24ただ1人、1巡目で指名されたクオーターバック(QB)が契約した。
ピッツバーグ・スティーラーズがケニー・ピケットとルーキー契約の条件について同意したと現地23日(木)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えた。
1巡目指名の選手には4年間の契約に5年目のチームオプションが付随している。ルーキー契約というのは一定の形が決まっているため、交渉できる部分は少なく、1年目の選手のホールドアウトというのは極めてまれだ。そのため、ピケットと契約するまでに少し時間はかかったものの、それによって遅れが生じるといったことは元々想定されていなかった。
2022年ドラフトで1巡目に選ばれたQBはピケットだけで、全体20位での指名だった。
スティーラーズが1巡目でQBを指名したのは2004年のベン・ロスリスバーガー以来のこととなる。最近引退した“ビッグ・ベン”の後を継ぎ、ピケットはピッツバーグの次のフランチャイズQBとしての成功をつかもうとしている。
オフシーズンのワークアウトではサードチームのレップスを中心に参加していたが、トレーニングキャンプではミッチェル・トゥルビスキー、メイソン・ルドルフと一緒にQB1争いに参戦すると考えられている。プレーブックの理解と読みの鋭さで2人のベテランに迫ることができれば、信じる価値はあるかもしれない。
ピッツバーグ大学出身のピケットはずっとUPMCルーニー・スポーツ・コンプレックスで練習をしてきており、2022年のドラフト候補生の中で最も指名の準備ができたQBと見られていた。最終学年に4,319ヤードと42回のタッチダウンを決めてジョニー・ユナイタス・ゴールデン・アーム賞を獲得したピケットは、ピッツバーグ大学から1巡目で指名された2人目のクオーターバックだ。1人目は殿堂入りしているダン・マリーノ(1983年ドラフト)となっている。
全体20位で最初のQBが指名されるというのは、1997年にサンフランシスコ49ersがジム・ドラッケンミラーを指名して以来最も低い順番での指名だった。
【M】