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ペイトンとイーライの甥、アーチ・マニングがテキサス大学に入学

2022年06月24日(金) 11:28


ペイトン・マニング【Ben Liebenberg via AP】

どの世代からも最も注目を集めているクオーターバック(QB)の新人が決断を下している。

アーチ・マニングがテキサス大学に入学する意向を固めた。ペイトン・マニングとイーライ・マニングの甥で、身長約193cm、体重約98kgのアーチは現地23日(木)、ロングホーンズに入団する予定だと発表している。

「テキサス大学にコミットする。#HookEm」

アーチは意図的に、なるべく注目を浴びないようにしているが、中学生の頃から彼の才能はフットボール界から多くの関心を集めていた。当然、マニング家の一員であることは有利に働いただろう。スターQBであるアーチへの接触はメディアの過熱報道を食い止めるために基本的に遮断されたと同時に、採用プロセスも保護されてきた。

特に重要なのは、アーチが真の実力者だと目されている点だ。彼の祖父であり、ニューオーリンズ・セインツで愛されてきた元QBアーチー・マニングは2019年、アーチが高校1年生の時点で叔父のペイトンとイーライに勝っていると認め、ただでさえ注目されていた選手への注目度をさらに高めている。クーパー・マニング――アーチーいわく、自分の息子の中で一番の運動神経を誇るという――の息子であるアーチは、ただ風格のあるクオーターバックというだけではなく、時には足を使ってプレーするほどの運動能力を持っているようだ。

身体能力、遺伝したパス能力、フィールドでの実績を兼ね備えたアーチは、ポジションを問わず、2023年組の中で最も求められる存在となっている。このニュースは木曜日にスポーツメディアの見出しを飾り、間違いなく、オースティンの街中に衝撃を与えたはずだ。

テキサス大学は実力を取り戻したことを宣言する準備ができている。ヘッドコーチ(HC)スティーブ・サルキシャンが初めて指揮を執った2021年の成績(5勝7敗)は、宣言を裏づけるものにはならないが、サルキシャンHCとそのスタッフはロングホーンズが再び有力チームになるための採用を積極的に行ってきた。

また、この報道はロングホーンズの将来のクオーターバックについて、興味深いシナリオも示している。オハイオ州立大学からテキサス大学に移ったQBクイン・エワーズは、前の大学で1シーズンだけ過ごした後、チームの将来を担う存在として期待されている。

しかし、アーチが参加することによってその計画は破綻するかもしれない――また、ロングホーンズにとってはクオーターバックの成功を実現するきっかけになる可能性もある。エワーズが望めば、テキサス大学で2シーズンだけ過ごした後、NFLに飛躍することも可能だ。そうすれば、ロングホーンズはエワーズとアーチが同じQBルームを共有した後にアーチが引き継ぐ形を想定した1年間の計画を進めることになる。

そのシナリオはフィールドでの成績に関連する多くの変数によって、さらに複雑になる可能性はあるが、現時点のテキサス大学はかなり長い間、どのチームからも切望されていた選手と入団の約束を取り付けたことを喜び、このまま契約締結日を迎えたいと望んでいるはずだ。

【RA】