元セインツのDBスティーブ・グリーソンがスチュアート・スコット・インスパイア賞を受賞
2022年06月29日(水) 18:48ニューオリンズ・セインツのディフェンシブバック(DB)だったスティーブ・グリーソンがスチュアート・スコット・インスパイア賞の名誉に輝いたと、『ESPN』が現地28日(火)に発表した。
デンバー・ブロンコスもスポーツ人道チーム賞の最終候補に選ばれ、NFLのフリーエージェント(FA)ラインバッカー(LB)、アンソニー・バーもモハメド・アリ・スポーツ人道賞の最終候補に挙がっている。
『ESPN』によると、第8回スポーツ人道賞は「スポーツを利用して地域社会や世界に変化、影響をもたらしているアスリートやチーム、スポーツ業界の専門家を称えるもの」とされている。スポーツ人道賞は、東部時間7月20日(水)20時に『ABC』で生放送される『The 2022 ESPYS』のなかで受賞者が紹介される予定だ。
グリーソンは2011年に筋萎縮性側索硬化症(ALS)、通称ルー・ゲーリック病と診断された。それ以来、彼は自身の『チーム・グリーソン財団』を通じて、ALS患者がより長く、より充実した生活を送るための技術や支援を提供する取り組みを主導してきた。2020年1月、グリーソンには議会名誉黄金勲章(Congressional Gold Medal/コングレッショナル・ゴールド・メダル)が授与されている。
グリーソンはこれまでにスチュアート・スコット・インスパイア賞に選ばれた国際テニス殿堂入りのクリス・エバート、ネイスミス記念バスケットボール殿堂入りのディケンベ・ムトンボらに加わることになる。
ミネソタ・バイキングスで過去8シーズンプレーしたバーは、セントルイス・カーディナルス(MLB)のアルバート・プホルス、オースティンFC(MLS)のブラッド・スチューバー、ミネソタ・ティンバーウルブズ(NBA)のカール・アンソニー・タウンズとともに、モハメド・アリ・スポーツ人道賞候補4名のうちの1人となっている。
ブロンコスは3年連続でスポーツ人道チーム賞の最終候補に選出された。他の最終候補にはマイアミ・ヒート(NBA)、ピッツバーグ・ペンギンズ(NHL)、シアトル・ストーム(WNBA)がいる。
【AK】