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バッカニアーズRBマーティン、3週間離脱との予想

2016年09月22日(木) 05:08

3週間の離脱が伝えられたバッカニアーズRBダグ・マーティン【AP Photo/Rick Scuteri】

太もも裏を傷めたタンパベイ・バッカニアーズのラインバック(RB)ダグ・マーティンは、MRIの結果、3週間の離脱が予想されると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えた。

マーティンはアリゾナ・カーディナルズ戦の前半で負傷し、交代を余儀なくされた。バッカニアーズはこの試合で大敗を喫している。

彼らは第6週がバイ・ウイークのため、マーティンはサンフランシスコに向かう前に少しだけ長くけがを癒やすことができる。

しかし、短期的にはバッカニアーズのオフェンスにとって大きな痛手だ。マーティンがフィールドを去った後、彼らはランゲームに苦しみ、特にタックル間のランがうまくいかなかった。昨シーズン、小柄で筋骨隆々としたマーティンは288回のキャリーで1,402ヤードを獲得している。今シーズンも6クオーターの間にわずかな隙間をすり抜けてヤードを稼ぎ、セカンドレベルのラインバッカー(LB)やディフェンシブバック(DB)をなぎ倒した。

マーティンの抜けたRBの穴を埋めたのはチャールズ・シムズ。タフさでいえば、今シーズンの2試合では明らかにシムズの方が上だが、彼はタックル間の巧者ではない。どちらかというとシムズはパスキャッチングの達人であり、巨漢のディフェンシブタックル(DT)を相手にするよりも、LBやセーフティ(S)に対して距離を置いたゲームを得意としている。

試合では最近サインしたばかりのジャクイズ・ロジャースがバックアップに回ったが、彼もまたパワーでは劣るスキャットバックタイプだ。そこにドラフト外のルーキー、オーバーン大学出身のペイトン・バーバーが加わり、バッカニアーズのバックフィールドを完成させる。

これから3週間でバッカニアーズはロサンゼルス・ラムズ、デンバー・ブロンコス、カロライナ・パンサーズと対戦しなければならない。彼らはディフェンスのフロントセブンではNFLのトップ3に入るチームだ。シムズとロジャースがランゲームを展開するのは厳しいだろう。

マーティンを失い、バッカニアーズはゲームのパワー要素を失う。プレッシャーがかかるのはマーティンの連鎖的な機動力なしで戦わねばならないQBジェイミス・ウィンストンだ。バッカニアーズはこれからの3週間、第2、第3ダウンやロングシチュエーションに追い込まれることを想定しておくべきだ。

ウィンストンには2年目の飛躍が期待されていた。1カ月近くマーティンを失うことで、その飛躍はより難しく、より重要なものとなるだろう。