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ベアーズQBカトラー、突き指で数週間の離脱へ

2016年09月22日(木) 05:05

ベアーズQBジェイ・カトラー【AP Photo/Nam Y. Huh】

シカゴ・ベアーズはしばらくの間、クオーターバック(QB)ジェイ・カトラーなしでの戦いを強いられそうだ――期間は数週間に及ぶと思われる。

カトラーは現地19日(月)のフィラデルフィア・イーグルス戦で右手親指を捻挫しており、ヘッドコーチ(HC)のジョン・フォックスは日々の経過観察になると20日(火)、記者団に語った。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが21日(水)に伝えたところによると、カトラーは2、3週間離脱する見込みだといい、スケジュールは次の3日間の回復状態で決まるとのことだ。

カトラーの親指について、手術は必要なさそうだとフォックスは述べている。

試合ではリリーフとして出場したブライアン・ホイヤーが12回中9回パスを成功させ、78ヤードを獲得したが、チームは敗北を喫した。

陣営を長々と再編中のベアーズには早くも暗雲が漂ってきた。カトラーは必ずしも頼りになる選択肢とはいえなかったものの、登録枠に発展途上のルーキーを持たないチームは、ベテランのバックアップに期待するするしかなくなってしまった。

ホイヤーはショートスティントを成功させて、限られた試合時間の中でQBコーチ、ドウェル・ロゲインズのオフェンス陣のメンバーとして安定して役割を果たしていたように見える。しかし、ここで考えられる最善のシナリオとはどんなものなのだろうか?

33歳のカトラーは2021年まで契約済みだが、引退後の生活を考え始めるのに早過ぎるということはない。ベアーズ(0勝2敗)はこのままいくとドラフト指名権で上位を得ることになり、彼らのオフェンス陣には若手スターがちりばめられている――いずれはプレーオフの出場者を固める手腕を持った選手たちだ。しかし、残念なことにその日はまだはるか遠くにある。