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たとえQBブレイディから電話があっても「フットボールはもう終わり」とグロンコウスキー

2022年07月13日(水) 08:53


タンパベイ・バッカニアーズのロブ・グロンコウスキーとトム・ブレイディ【AP Photo/Ashley Landis】

元タイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーが永久に引退するとは思っていない人々がいる。だからこそ、未来の殿堂入り選手であるグロンコウスキーは、自分はNFLを引退したのだと繰り返し語っている。

現地12日(火)にボストンで行われたイベントの場で、グロンコウスキーは『ESPN』のマイク・レイスに「フットボールはもう終わったんだ」と話した。

「このゲームが大好き。大好きさ。フットボールというゲームが俺に与えてくれたすべてのチャンスや、これまでに、ここニューイングランドでの9シーズンやタンパでの2シーズンに築いてきた関係に感謝している。でも、俺のフットボールは終わったし、ビジネスの世界に足を踏み入れている。ベンチャービジネスの世界にね。そこに何があるのか、自分がどこに自分の居場所を見つけられるかを探してる」

グロンコウスキーが引退を表明した際、その代理人であるドリュー・ローゼンハウスはクオーターバック(QB)トム・ブレイディが2022年シーズン中に連絡してくれば、グロンコウスキーが親友であるブレイディにノーとは言い難いだろうと発言していた。

今季のどこかの時点でTB12からタンパベイ・バッカニアーズに戻ってくるよう連絡があったら何と答えるか尋ねられたグロンコウスキーは、次のようにコメントしている。

「もちろん(連絡に)応答するさ。史上最高のクオーターバックに応答して、今どうしてるか聞いて、俺は順調だよって言う。でも、フットボールには戻らない。ノーだ」

グロンコウスキーがどれほどプレーは終わりだと主張しても、一度引退生活から復帰してまだ十分に戦えることを証明した経緯があるだけに、また、ブレイディとの関係を考えれば、閉じられたかに見えるドアのどこかにほころびがあるはずだと考える人々は少なくない。それが真実だ。グロンコウスキー復帰のうわさが本当に終わるのは、ブレイディがついに引退したときになる。それまで、たとえ疑う声があろうとも、グロンコウスキーは引退の主張を続けていかなければならないのだろう。

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