議会が7月28日にリモートで証言するというコマンダースオーナーの申し出を承諾
2022年07月13日(水) 12:15アメリカ下院監視・政府改革委員会はワシントンン・コマンダースのオーナーであるダン・スナイダーが現地7月28日(木)にリモートで証言を行うという申し出を承諾した。
委員会の議長であるキャロリン・マロニー下院議員(ニューヨーク州選出民主党)は、現地12日(火)に弁護士のカレン・パットン・シーモアに書簡を送り、委員会の最初の召喚状で定められた条件に則って、『Zoom(ズーム)』を使用して証言することを許可すると述べた。「スナイダー氏の証言が確実に全面的に行われるようにし、供述録取が自発的に行われた場合のように、制限がないものにするため」だと説明している。
委員会は、スナイダーの代理人が以前の書簡で要求したもののうち、事前の供述録取やインタビュー記録で使用された展示物、問題があるとされる部分を削除して編集された情報の記述にスナイダーがアクセスできるようにする予定だという。また、7月28日は、これまで何度か召喚を断ってきた末にスナイダー側が提示した希望日の一つでもある。
スナイダーは最初の召喚を受けた際に2度にわたって出廷を断っており、先約や海外出張、手続きに関する懸念などを証言しない理由として挙げていた。同時に召喚されていたNFLコミッショナーのロジャー・グッデルは6月22日にリモートでの証言を終えている。
スナイダーは水曜日の東部時間正午までに委員会の前に出廷するかどうかを返答しなければならない。昨年、リーグがコマンダースに対して第三者による調査を行った結果、1,000万ドル(約13億6,980万円)の罰金を科すことになったものの、報告書を公表しなかったため、委員会がチームの職場文化に関する調査に乗り出した。
パットン・シーモアは先週、委員会に対してスナイダーが7月28日か29日に自発的に証言する意思があることを伝えている。スナイダーの代理人事務所に問い合わせたが、すぐに返答は得られなかった。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
【R】