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QBトゥルビスキーが先発争いで優位に立つと予想するスティーラーズDEヘイワード

2022年07月16日(土) 16:50

ピッツバーグ・スティーラーズのキャメロン・ヘイワード【NFL】

クオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーが引退したことを受けて、ピッツバーグ・スティーラーズ内の先発QBの座をかけた争いは、今月末に始まるトレーニングキャンプで最も注目を集めるバトルの1つになりそうだ。

今オフシーズン、QBメイソン・ルドルフをロースターに擁していたスティーラーズは、QBミッチェル・トゥルビスキーと新たに契約を結び、QBケニー・ピケットをドラフト1巡目で指名した。

スティーラーズのディフェンシブエンド(DE)キャメロン・ヘイワードは自身の新たなポッドキャスト番組である『Not Just Football(ノット・ジャスト・フットボール)』で、トゥルビスキーは先発争いに優位な立場で臨むことになると明かしている。

『Steelers Depot(スティーラーズ・デポ)』によると、ヘイワードは「ミッチから始まる。俺らがフリーエージェンシーで獲得したミッチだ。ミッチについて覚えておかなきゃならないのは、シカゴ(ベアーズ)で何も与えられなかった状況から来たということだ。しかも、彼はそんな状況でもプレーオフに出場してきた。何でも“ミッチがこれを間違った、あれを間違った”って言いたがるけど、ミッチは多くの物事を正しく進めてきた。ここが彼にとってより良いチームになるといいんだけど。俺たちは彼をサポートするつもりだ。今は、彼がうちのナンバー1だ」と語ったという。

トゥルビスキーはベアーズに所属していた4年間に先発を務めた試合で29勝21敗という成績をもたらした。また、そのうちの2シーズンでチームをプレーオフ進出に導いている。しかし、2019年以降の平均パスヤードはわずか6.4ヤード(この期間における平均ヤードとしてはNFLで2番目に低い――最も低いのはロスリスバーガーで6.2ヤード)だ。トゥルビスキーは2021年、バッファロー・ビルズでQBジョシュ・アレンのバックアップとして過ごしていた。

一方、ピケットはピッツバーグ大学での最終シーズンに輝かしい成績を残している。タッチダウンパス42回を記録してアトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)における単一シーズンの歴代最多記録を更新したほか、4,319パスヤードをマークして校内記録を樹立した。また、ディープパスでは1,299ヤードを稼いでいる。

シーズン第1週の先発の座を巡る争いは、スティーラーズが現地27日(水)にトレーニングキャンプでの練習を開始した時点から始まる。

ヘイワードは「シーズン開幕までにどうなっていくのかは分からない」とコメントし、「フットボールには、やらなきゃいけないことがたくさんある。OTA(チーム合同練習)では短パンで走り回っていただけ。パッドをつけて、彼らがプレッシャーにどう対処するかを見るのが楽しみだ」と続けた。

【RA】