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ベンガルズとSベイツ三世は期限内に長期契約締結に至らず

2022年07月17日(日) 00:12

シンシナティ・ベンガルズのジェシー・ベイツ三世とジャメイン・プラット【AP Photo/AJ Mast】

シンシナティ・ベンガルズとスターセーフティ(S)ジェシー・ベイツ三世は、フランチャイズタグを指定された選手が長期契約を結べる期限にあたる現地15日(金)までに契約の合意に至らなかった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る関係者の話をもとに伝えたところによると、チームは最終的に5年の契約延長を提示したものの、これはベイツ三世がフランチャイズタグにサインした場合に得られる金額よりわずか400万ドル(約5億5,413万円)だけ多く保証するものだったという。

ラポポートによれば、ベイツ三世がフランチャイズタグでチームに固定されるのは1年間であるのに対し、ベンガルズが出したオファーでは追加で5年間、拘束されることになっていた点が大きな違いだという。

ベンガルズはベイツ三世に1,290万ドル(約17億8,706万円)のフランチャイズタグを使用したが、これまでの過程で両者が合意に至ることはなかった。

ベンガルズはQB以外との契約において、初年度以降の保証金を上乗せすることを拒否する数少ないチームの1つだ。彼らはベイツ三世のために先例を破らなかった。

『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、1,800万ドル(約24億9,357万円)以上の保証金を含む契約を結んでいるセーフティは現在、12名いるという。

ピッツバーグ・スティーラーズのSミンカ・フィッツパトリックは先日、保証金3,600万ドル(約49億8,713万円)とサインボーナス1,750万ドル(約24億2,430万円)を含む4年7,298万ドル(約101億1,003万円)の契約にサインした。この契約はベイツ三世がベンガルズの提示していた保証額に不満を抱く原因になったようだ。

2020年にオールプロのセカンドチームに選出されたことのあるベイツ三世は、フランチャイズテンダーにまだサインしておらず、トレーニングキャンプやシーズン初戦への参加を見送る決断を下す可能性もある。なお、フランチャイズタグを指定された選手がテンダーにサインしていない場合、キャンプを欠席しても罰金の対象にはならない。

【RA】