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セインツWRトーマス、DEダベンポートがPUPリストに

2022年07月22日(金) 14:10


ニューオーリンズ・セインツのマイケル・トーマス【Logan Bowles via AP】

ワイドレシーバー(WR)マイケル・トーマスのフィールド復帰の道は、きれいに舗装されているわけではないようだ。

ニューオーリンズ・セインツのトランザクションワイヤによれば、トレーニングキャンプ開始にあたり、セインツのレシーバーであるトーマスがPUP(故障者)リストに登録されている。2021年シーズンに肩の負傷の影響を受け、オフシーズンに手術を強いられたディフェンシブエンド(DE)マーカス・ダベンポートもPUPリスト入りしている。

ダベンポートもまた、左の小指に複数の手術を受けている。その中には、テキサス大学サンアントニオ校時代に負った負傷に関連する感染症の再発を解消するための部分的切除も含まれていた。

トーマスは2021年1月17日以来、NFLの試合でプレーしていない。それ以降のシーズンの多くは足首の負傷のリハビリに費やし、2021年6月に手術を受けている。その影響で、トーマスは昨シーズンのトレーニングキャンプをPUPリスト上で開始することになった。結局、昨シーズンはフィールドに立つことができず、今年もスタートから遅れをとることを強いられている。

セインツの新ヘッドコーチ(HC)であるデニス・アレンは5月の終わりに、トーマスには“まだ準備ができていない”と報道陣に語っており、それは7月半ばになっても変わっていないようだ。セインツはトーマスのいない昨年に苦戦し、トレクアン・スミスやマーキス・キャラウェイ、ディオンテ・ハリスといった選手たちにトラディショナルなレシーバーとしての仕事を頼ってきた。その余波として、ランニングバック(RB)アルビン・カマーラがチーム3位のレシービングヤードを記録している。この年はカマーラにとって、レシービングヤードの部分では例年より不調だったにもかかわらずだ。

セインツはその状況に対処してきた。1巡目指名権を使ってオハイオ州立大学のワイドレシーバー(WR)クリス・オレーブを指名したセインツは、ベテランのジャービス・ランドリーと契約してこのポジションの補強を図っている。トーマスが欠けることがあれば大きな損失であり、懸命に復帰を目指してはいるものの、将来についての疑念は深まるばかりだ。

一方、ダベンポートは短く終わってしまったシーズンにこれまでの殻を破る活躍を見せた。ダベンポートは2021年に11試合(先発9試合)でサック9回を記録。不運にもまだフルシーズンをプレーしていないダベンポートだが、昨シーズンの調子を取り戻すことができれば今季も素晴らしいパフォーマンスを発揮するだろう。

もちろん、ダベンポートにも活躍のチャンスはある。しかし、健康面で非常に難しいオフシーズンを送っている今、5年目の戦いに臨む前にまだ準備の時間が必要だ。

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