ミネソタ・バイキングスのランニングバック（RB）エイドリアン・ピーターソンが、最短でも11月まで姿を消すことになった。

バイキングスが23日（金）に行った発表によると、彼らはチームの有力選手であるピーターソンを故障者（IR）リスト入りさせたという。ピーターソンは現地18日（日）に勝利したグリーンベイ・パッカーズ戦で半月板を断裂。22日（木）に手術を受けた。
ピーターソンが回復できれば、彼はバイキングスの復帰可能IRに最も近い選手となる。ルールの改定によって、チームはこれまでのようにあらかじめ復帰可能IRを指定する必要がなくなった。ピーターソンが再びプレーを許可されるのは最短で11月20日（日）のアリゾナ・カーディナルス戦だと考えられるが、実際はそれよりもう数週間先になるだろうとの見方が強い。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートによると、ピーターソンがプレーオフに出られる可能性はまだ残されているという。オールプロ経験者のピーターソンは第2週までに31回のキャリーで50ヤードを獲得――テディ・ブリッジウォーター不在の今、すっかり敵ディフェンス陣の標的にされてしまった。

それでもバイキングスは有力クオーターバック（QB）とRBを欠きながらも好調だ。24日（金）には元ドラフト1巡指名のシャーリフ・フロイドも膝の手術を受けている。NFLネットワークのマイク・ガラフォロによると、こちらは1カ月半ほどの休養になるとのこと。

完全に走れなくなるまで、バイキングスに減速する考えはなさそうだ。彼らは現地25日（日）にNFCディフェンディングチャンピオンのカロライナ・パンサーズと対決する。

ヘッドコーチ（HC）マイク・ジマーのおかげで、優勝もまだ完全に圏外ではない。NFLアナリストで勝敗予想のベテランであるマーク・セスラーは今週の『Bold Predictions（ボールド・プリディクションズ）』でバイキングスを推した。理論上はかなり大変なことのはずだが、ジマーは選手たちに勝利以外の結果を考えさせないようにしている。