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テキサンズ新人WRメッチー三世が白血病の治療に専念、今季はプレーしない見込み

2022年07月25日(月) 12:15


ヒューストン・テキサンズのジョン・メッチー三世【Aaron M. Sprecher via AP】

ヒューストン・テキサンズの新人ワイドレシーバー(WR)ジョン・メッチー三世がルーキーシーズンにプレーすることはない見通しだ。メッチー三世が治療可能な白血病と診断された旨を、チームが現地24日(日)に明かしている。

メッチー三世は声明の中で「先日、俺は白血病の中で最も治癒しやすい型であるAPL(急性前骨髄球性白血病)だと診断された。現在は最高の医療を受けていて、精神面は好調だし、いずれ回復すると予測している。この診断の結果として、俺が今季にフットボールをプレーすることはなさそうだ。自分の健康と回復に集中している。みんなのサポートと祈りに、先に感謝しておきたい。これまで以上に強くなって戻ってくるのが待ちきれない。神のご加護を」と述べた。

全米希少疾病患者団体によれば、APLは未熟な白血球細胞である前骨髄球が増殖する血液がんだ。

元インディアナポリス・コルツヘッドコーチ(HC)のチャック・パガーノは2012年シーズン中にAPLと診断され、治療のために3カ月にわたって休職している。寛解したことが分かった後、パガーノはシーズン中にサイドラインに戻り、プレーオフに進出したチームを指揮している。

テキサンズは2022年NFLドラフトの全体44位でメッチー三世を指名。アラバマ大学出身のメッチー三世はジュニアシーズンにキャッチ96回、1,142レシービングヤード、タッチダウン8回を記録したものの、SECチャンピオンシップ戦でACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂していた。

メッチー三世はフットボール外疾患リストに置かれている。

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