2度のスーパーボウルウイナーであるWRダニー・アメンドーラが引退
2022年07月26日(火) 18:315チームで13シーズンを送り、ニューイングランド・ペイトリオッツで2度のスーパーボウル制覇を遂げたワイドレシーバー(WR)ダニー・アメンドーラが引退する。エージェントのエリク・バークハードが『Twitter(ツイッター)』への投稿で明らかにした。
36歳のアメンドーラのラストシーズンはヒューストン・テキサンズに在籍していた2021年シーズンとなった。この年の出場は8試合にとどまっている。しかし、最も忘れがたいのはアメンドーラがボストンで過ごした日々だろう。
2013年から2017年にアメンドーラはクオーターバック(QB)トム・ブレイディの信頼厚いスロットレシーバーとして、また、傑出したスペシャルチームのメンバーとして、スーパーボウルに3回出場して2勝を挙げている。
アメンドーラはセントルイス・ラムズ、ペイトリオッツ、マイアミ・ドルフィンズ、デトロイト・ライオンズ、テキサンズで163試合に出場して先発76回、キャリア通算キャッチ617回、6,212レシービングヤード、タッチダウン24回をマークした。
とは言え、最も注目すべきは“プレーオフダニー”という2つ名をつけられるに至った理由だ。
アメンドーラはペイトリオッツの選手としてプレーオフで13試合に出場。キャッチ57回、709ヤード、タッチダウン6回を記録し、シアトル・シーホークスに勝利した第49回スーパーボウルとアトランタ・ファルコンズに勝利した第51回スーパーボウルのそれぞれでタッチダウンキャッチを決めている。
中でも傑出していたのは2017年シーズンの、ペイトリオッツで最後のポストシーズンだろう。アメンドーラはペイトリオッツがフィラデルフィア・イーグルスに敗北した第52回スーパーボウルでキャッチ8回、152ヤードをマーク。この年のポストシーズン3試合でアメンドーラはキャッチ26回、348ヤード、タッチダウン2回という数字を残している。タッチダウンはいずれもジャクソンビル・ジャガーズを下したAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦の第4クオーターで決めたものだ。
プレーオフでの活躍で知られたアメンドーラだが、ボストンを離れてからはポストシーズンに登場することはなかった。
最近、ブレイディやジュリアン・エデルマン、ロブ・グロンコウスキーらと共に映画『80 for Brady(80フォー・ブレイディ)』の撮影に時間を費やしていたアメンドーラは、ニューイングランドでのゲームや栄光に思いを馳せつつ、グロンコウスキーやエデルマンの後を追って現役を退く。
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