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13チームが2022年にオルタネートヘルメットを導入

2022年07月26日(火) 17:33

2022年のオルタネートヘルメット【NFL】

2022年にはほぼ10年ぶりにオルタネート(代替)ヘルメットが戻ってくる。13チームがすでにオルタネートヘルメットの使用を発表した。それがシカゴ・ベアーズ、シンシナティ・ベンガルズ、アリゾナ・カーディナルス、ワシントン・コマンダース、ダラス・カウボーイズ、フィラデルフィア・イーグルス、アトランタ・ファルコンズ、ニューヨーク・ジャイアンツ、ニューヨーク・ジェッツ、カロライナ・パンサーズ、ニューイングランド・ペイトリオッツ、ニューオーリンズ・セインツ、ヒューストン・テキサンズだ。

NFLは昨年の6月にワンシェルルールの撤廃を決定し、2022年シーズンから各チームが1つのオルタネートヘルメットを利用できるようになった。ファンは長年オルタネートヘルメットを望んでおり、今回のポリシー変更によってリーグがそれに応えた形だ。各チームのユニフォームの見せ方に柔軟性が加わり、来るシーズンのエキサイトメントが期待できる。

ワンシェルルールは、一時的に適用される全く新しいヘルメットは選手の頭部を十分に守れるほど使用される機会がないため、通常のヘルメットに比べて安全性が欠けるのではないかという懸念から導入されたもの。これらの懸念を解消すべく、今回のルール変更ではオルタネートヘルメットはトレーニングキャンプから利用可能な状態にし、通常のヘルメットと同時に選手が使用できるようにしなければならない。さらに、チームがオルタネートヘルメットを使用する試合の準備期間にも、選手はこのヘルメットを着用しなければならない。これはヘルメットが全選手の頭部を適切に守るよう、十分に着用されている状態にするためだ。

安全性の問題をクリアしたことで、各チームは過去を思い起こさせるユニフォームを自由に取り入れたり、これまでにないカラーを使用したりできるようになった。カウボーイズ、ファルコンズ、ジャイアンツ、ペイトリオッツはフランチャイズの歴史の一時期を再現するスローバックヘルメットを導入する予定だ。

チームにとってユニークで全く新しいカラーを取り込むフランチャイズもある。最も人気のあるオルタネートヘルメットはブラックで、カーディナルス、コマンダース、イーグルス、ジェッツ、パンサーズ、セインツがこのカラーを採用。他にはベアーズがオレンジを、ベンガルズが“ホワイトベンガル”をチョイスし、カウボーイズがホワイトとネイビー、テキサンズが“バトルレッド”をオルタネートヘルメットに使用する。

テキサンズとベンガルズは2022年NFLシーズンの開幕日である現地7月30日(土)の“バックトゥギャザーサタデー”でオルタネートヘルメットを着用する予定だ。

「今季に一番ワクワクするオルタネートもしくはスローバックヘルメットは?」

デザインに関する唯一の規定は、ヘルメットにつけられるロゴは新しいものではなく、チームの歴史のいずれかの時点に由来するものであることと、スローバックヘルメットである場合は、カラーおよびデザインが対応するスローバックユニフォームに合うよう、歴史的に正確であるようにすることだ。

シーズンが急速に近づき、次第に盛り上がっていく中で、NFLはオルタネートヘルメットの復活を祝い、オハイオ州にある『Riddell(リデル)』のファクトリーで新しいヘルメットが製造されている様子が分かる動画を公開した。

「@RiddellSportsのファクトリーで2022年のオルタネートとスローバックヘルメットが製造される様子をどうぞ」

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