シカゴ・ベアーズのエッジラッシャーであるロバート・クインが、トレーニングキャンプを開始したチームの施設に姿を見せている。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが情報筋の話を元に報じたところによれば、クインは現地26日（火）にキャンプに集合したという。

32歳のクインは先月に参加必須のミニキャンプを欠席しており、チームとの未来に暗雲がかかっている状況だった。当時、チームはクインの不在を重い問題とは捉えていなかった。

クインは2021年にサック18.5回を記録し、まだ力があることを証明していた。ベアーズはこのオフシーズンにカリル・マックをトレードに出しており、クインの存在はチームにとって非常に重要になっている。

問題はキャンプに参加したことで不確実性が和らぐのか、それともベアーズがシーズン開幕を前にクインのトレードに動く可能性についての疑問がなおも続くのかだ。

『Chicago Sun-Times（シカゴ・サン・タイムズ）』によれば、ベアーズでジェネラルマネジャー（GM）としての1年目を迎えているライアン・ポールズは火曜日に、クインとラインバッカー（LB）ロクアン・スミスがチーム施設に到着したとの知らせを受けたと報道陣に話したという。月曜日、『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは契約問題が続くスミスはキャンプに参加しない計画だと報じていた。クインとスミスがキャンプ地に集合したことで、CBA（団体労働協約）に定められている罰金は回避できる。

クインは2022年にベースサラリーとして1,280万ドル（約17億5,466万円）を受け取ることになっているが、契約の最後の3年間には保証された金額がない。スミスは新人契約の最終年を迎えており、970万ドル（約13億2,970万円）の報酬を受けることになっている。

【A】