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シーホークスRBクリス・カーソンが首の負傷の影響で引退を決断

2022年07月27日(水) 11:48

シアトル・シーホークスのクリス・カーソン【AP Photo/Tony Avelar】

2021年シーズンを台無しにした首の負傷が、シアトル・シーホークスのランニングバック(RB)クリス・カーソンのキャリアにも終止符を打っている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地26日(火)、カーソンが負傷によって引退を決断したと、状況を知る人物の話を元に報じている。

ラポポートによれば、カーソンは身体検査に不合格だったのを受けてこの決断に至ったという。シーホークスは身体検査をパスできなかったカーソンを火曜日にリリースしており、これによってカーソンは負傷保護給付金を受けることができるようになっている。

シーホークスのヘッドコーチ(HC)であるピート・キャロルは火曜日に、「クリスを最初にフィルムで見たとき、彼のスタイルが気に入ったし、彼が獲得できるようになって実際そうしたときはワクワクした」と声明で述べている。

「彼が成長し、あの素晴らしいスタイルやその他のすべてによって、われわれのプログラムに大きなインパクトを与えるようになったのは、見ていて本当に胸が踊った。彼がいなくて寂しくなるだろうし、彼がわれわれのプログラムにもたらしていたすべてを恋しく思うだろう」とキャロルHCは続けた。

27歳のカーソンは昨シーズン、負傷する前に4試合にしか登場していない。

6月の時点では、カーソンは今季のどこかで戻ってこられるだろうと前向きに話していた。

当時、カーソンは「俺たちは今も進んでいる。もう終わりだって思うまでは、自分がプレーを続けると思う。俺の考え方はネバー・ギブアップさ。だから、前にも言ったようにポジティブなままだし、戦い続けてフィールドに戻ってくる」とコメントしている。

結果として、首の負傷はカーソンのフィールド復帰を妨げた。フットボールの身体性やケガの深刻度を踏まえ、カーソンは首の負傷によって本来より一足早くキャリアに幕を引いた最新のプレーヤーとなっている。

シーホークスのジェネラルマネジャーであるジョン・シュナイダーは「大きな落胆だ。彼と共にできる限りのことをして、彼は多くの専門家にも面談したが、残念ながらフィジカルに合格できなかった」とコメントした。

2017年ドラフトの7巡目でシーホークスの指名を受けたオクラホマ州立大学出身のカーソンは、それからの5シーズンでNFLでも最も意志が強いながらも過小評価されるランニンバックの一人として戦い続けてきた。カーソンは明確な目的を持って走り、優勢になるだけのスピードと、すべてのランで相手守備選手を引きずりつつヤードを進める能力を有していた。

カーソンは2年連続で1,100ヤードを突破した2018年と2019年を含め、キャリア通算でキャリー796回、3、502ヤードをマークしている。

カーソンが引退したことで、シーホークスはラシャード・ペニーや新人RBケネス・ウォーカー三世と共に前進していくことになる。シーホークスがウォーカーを2巡目で指名したのは、カーソンの将来が不確かなことを強調していた。ベテランは舞台を下り、ウォーカーとペニーがグラウンド重視のピート・キャロルオフェンスでレップスを争っていくだろう。

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