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LBのK.J.ライトがシーホークスとの1日契約を経て引退へ

2022年07月28日(木) 14:10


シアトル・シーホークスのK.J.ライト【Alika Jenner via AP】

多くのベテランが去っていたオフシーズンの後、シアトル・シーホークスが懐かしい友人を迎え入れた。しかし、その人物がプレーすることはない。

シーホークスの歴史の中で最も優れたラインバッカー(LB)の1人だったK.J.ライトが現地27日(水)にシーホークスと1日の契約を締結。これでシーホークスの一員として引退できるようになった。

2011年ドラフトの4巡目で指名されたライトは、あっという間にシアトルの“リージョン・オブ・ブーム”の主要メンバーとなった。リージョン・オブ・ブームは2013年シーズンと2014年シーズンのスーパーボウルを制す原動力となっている。シーホークスで過ごした10シーズンで、ライトはタックル941回、タックルフォーロス66回、サック13.5回、ファンブルフォース11回、インターセプト6回を144試合(先発140試合)でマークしている。2016年はプロボウルに選出された。

そういったフィールド上での貢献に加え、ウォルター・ペイトン・マン・オブ・イヤーにノミネートされたことのあるライトは、地元シアトルのみならず国外でも慈善事業や人道活動に力を入れた選手でもあった。

昨シーズンはラスベガス・レイダースで17試合(先発8試合)に出場し、タックル51回を記録したライト。5月にはトレイ・ウィンゴの” Half-Forgotten History Podcast(ハーフ・フォーガトゥン・ヒストリー・ポッドキャスト)”に出演し、すべてが始まった場所であるシアトル帰還に強い興味を持っていると話していた。

ライトは当時、「俺はただホームに戻りたい。シンプルなことなんだ。シアトルは俺が戻りたがっているのを知っている。それが俺にとってどれほどの意味があるか、彼らには分かっている」とコメントしている。

その再タッグはライトのキャリアを延長するものではなく、称えるものになる。シーホークスのヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルはかつてライトを“完ぺきなチームメイト”と呼んだ。元シーホークスLBのボビー・ワグナーは2020年に「彼は俺たちのチームとっての、この組織、このコミュニティ、そしてこのフットボールファミリーにとってのすべてなんだ」と話している。

そのライトが、再びシーホークスファミリーのメンバーになった。生涯、それは変わらない。

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