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契約状況が未定のスティーラーズWRディオンテ・ジョンソン、キャンプで練習にはフル参加せず

2022年07月28日(木) 23:21

ピッツバーグ・スティーラーズのディオンテ・ジョンソン【AP Photo/Don Wright】

ピッツバーグ・スティーラーズのワイドレシーバー(WR)ディオンテ・ジョンソンはトレーニングキャンプには姿を現したが、契約状況がはっきりしない中、練習にはフル参加していない。

「彼が100%の参加でなかったことは事実だ」と現地27日(水)にヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンは『Pittsburgh Tribune-Review(ピッツバーグ・トリビューン・レビュー)』を通じて語った。「引き続き状況の管理に努める。だが今、私のエネルギーと焦点は参加している者たちに向けられており、時にはそれが適切な捉え方ということもあるだろう」

トレーニングキャンプでのホールドアウトというのはほぼ過去のものとなりつつあり、新契約を望む選手たちはホールドインの手法を採るようになってきた。サンフランシスコ49ersのディーボ・サミュエルやシアトル・シーホークスのD.K.メットカーフと同様に、ジョンソンも4年目のシーズンを前に延長契約を待っている身だ。

昨年、スティーラーズのスターパスラッシャー、T.J.ワットはトレーニングキャンプでフィールドでのワークアウトには参加せず、その後新たな契約を手にした。この春にも、セーフティ(S)ミンカ・フィッツパトリックがOTA(チーム合同練習)とミニキャンプを休んでから新契約を交わしている。

チームメイトたちの状況とその展開に“注意を払っていた”とジョンソンは言う。

「個人的な問題じゃないんだってことを学んだよ。結局のところはビジネスなんだからね」と彼は主張する。「それをオレはゆっくりと学んでいる。他のことと同じさ。イラッとはするけど、こうやって対応しないといけないんだ。影響を受けないようにしている。このまま取り組みを続けて、心配すべきことについて心配していくよ」

107回のキャッチで1,161レシーブヤード、タッチダウン8回を記録したジョンソンは、2021年に初めてプロボウルに選出されるまでの過程で、自分が頼れるワイドアウトだということを証明した。ルーキー契約最終年にあたる2022年は279万ドル(約3億7,589万円)のベースサラリーを受け取ることになっている。

シーズン中に契約交渉を停止するというのがスティーラーズの手口であり、チームとジョンソンはあと45日で新契約をまとめなければならない。

「オレはここにいたい。長期的にいたいと思っている」と彼は話した。「彼ら(スティーラーズのマネジメント)次第だよ。オレは今やっていることを続けるだけ」

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