カンザスシティ・チーフスが切望していたパスラッシュの助っ人を確保した。

ディフェンシブエンド（DE）カルロス・ダンラップがチーフスと最大800万ドル（約10億7,582万円）相当の1年契約を結ぶと、『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが現地28日（木）にダンラップの代理人であるドリュー・ローゼンハウスの話をもとに報じている。その後、チームはこの契約を正式に発表し、それに付随してタイトエンド（TE）マーク・バイタルをウェイバーにかけた。

ダンラップはシアトル・シーホークスで過ごしていた2021年に、サック8.5回を記録。キャリア最初の11シーズンをシンシナティ・ベンガルズでプレーしていたダンラップは、2020年シーズンの途中にシーホークスにトレードされるまでに82.5回のサックをマークしていた。

現在33歳と、年齢を重ねているにもかかわらず、昨シーズンにまだ機動力があることを示したダンラップは、クオーターバック（QB）にプレッシャーをかけられる上に、タックルの能力に優れている。

ラインバッカー（LB）メルビン・イングラムがマイアミ・ドルフィンズと契約するのを見届けた後、チーフスはエッジに必要性を感じている状態でトレーニングキャンプに入っていた。ダンラップを迎え入れるまで、チーフスのトップ2エッジラッシャーはDEフランク・クラーク――チーフスでの3シーズンでは機会を逃していずれのシーズンも8回以上のサックを決めていない――と今年のドラフト1巡目指名選手であるDEジョージ・カーラフティスだった。ダンラップの追加によって、チーフスは2021年シーズン半ばにイングラムを獲得したことで得たタイプのプレーメイキング能力を手に入れられるかもしれない。

【RA】