WRメットカーフとシーホークスが3年96億円の契約に合意
2022年07月29日(金) 10:39ワイドレシーバー(WR)D.K.メットカーフのホールドインは終わり、シアトルで微笑んでいることだろう。
メットカーフとシアトル・シーホークスが5,820万ドル(約78億2,869万円)保証、3年7,200万ドル(約96億8,689万円)の契約の条項に合意したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地28日(木)に報じている。
3,000万ドル(約40億3,556万円)のサインボーナスもあり、この金額は歴代ワイドレシーバーで最高額にあたるとガラフォロはつけ加えた。
24歳のメットカーフは2025年シーズン末までシーホークスとの契約下に置かれることになる。その頃には27歳で、次の契約を考えているだろう。シーズンあたりの報酬は2,400万ドル(約32億2,678万円)で、リーグのワイドアウトの中で5番目に高い。
メットカーフ本人とヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルの双方が数カ月前にはまとまっているだろうと考えていたにもかかわらず、オフシーズンを通じてメットカーフとの契約締結は長引いていた。
メットカーフは参加必須のミニキャンプに出席しておらず、トレーニングキャンプの現場には集合していたものの、水曜日の練習には参加していなかった。しかしながら、このホールドインはすぐに終わっている。
今、メットカーフはクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンとラインバッカー(LB)ボビー・ワグナーのいない新時代を迎え、フィールドの状況を変える力を喉から手が出るほど必要としているチームに戻ることができる。
身長約193cm、体重約107kgで高い運動能力も持ち合わせるメットカーフは、2019年にキャッチ58回、900ヤード、タッチダウン7回という記録を残している。過去2シーズンはいずれもタッチダウン回数を2ケタに乗せており、2020年にはプロボウラーに選出された。2019年NFLドラフトの2巡目でシーホークスに指名されて以来、メットカーフはキャッチ216回、3,170ヤード、タッチダウン29回をマークしている。
メットカーフは新人契約の最終年に入っていたため、契約延長と大幅な報酬アップが見込まれていた。
最も輝かしいスターの一人であるメットカーフをキープできたことで、ウィルソンとワグナー、そして引退するクリス・カーソンを失ったシーホークスファンの胸に希望の火が灯ったことだろう。メットカーフはタイラー・ロケットと共に、NFLでも最高クラスのWRタンデムを形成する。
2022年は誰がメットカーフにボールを投げるのかは、ジーノ・スミスとドリュー・ロックによる今後のQB争いで決まる。シーホークスは彼らのために、今後数シーズンにわたって最も有望な若手レシーバーの一人を確保している。
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