元ライオンズSウィリアム・ホワイトが逝去、享年56
2022年07月29日(金) 16:51デトロイト・ライオンズ、カンザスシティ・チーフス、アトランタ・ファルコンズで11シーズンにわたってプレーしたウィリアム・ホワイトが、筋萎縮性側索硬化症(ALS)との闘いの末に亡くなったと、ライオンズが現地28日(木)夜に発表した。
2016年にALSと診断されたホワイトは56歳だった。
ライオンズの社長兼CEOの特別アシスタントを務めているクリス・スピールマンは声明で次のように述べている。「私はウィリアムを愛していました。私たちはグラウンドの中でも外でも喜びや悲しみの経験を共有してきました。彼は私の兄弟であり、これからもそうあり続けるでしょう。昨年、フォード・フィールドで行われた“Pride of the Lions(プライド・オブ・ザ・ライオンズ)”のセレモニーの間、彼が私のそばにいることができた特別な瞬間に、永遠に感謝しています。ALSから解放された彼に再び会うのが待ち遠しいです。ご家族の皆さまにお悔やみ申し上げます」
We share in the sadness felt today throughout the NFL community following the news of William White’s passing. Drafted by the Lions in the 4th round of the 1988 Draft out of Ohio State, White played 6 seasons in Detroit (1988-1993) & appeared in 95 games (79 starts) for the club. pic.twitter.com/v42P1KnbmA
— Detroit Lions (@Lions) July 29, 2022
「ウィリアム・ホワイトの訃報に接し、私たちは今日の悲しみをNFLコミュニティ全体で分かち合っている。1988年ドラフト4巡目指名を受けてオハイオ州立大学からライオンズに入団したホワイトは、デトロイトで6シーズン(1988年から1993年まで)プレーし、そこで95試合に出場(うち79試合で先発出場)した」
オハイオ州立大学出身のセーフティ(S)だったホワイトは、1988年NFLドラフトの4巡目でライオンズに指名された。元ミドルラインバッカー(MLB)のスピールマンは、同じ大学で一緒にプレーした後、同じ年のドラフトでライオンズに指名されている。
ホワイトは2年目のシーズンにはスピールマンと共にライオンズ守備陣の先発組に加わっていた。
デトロイトでプレーした6シーズンの間に、95試合中79試合で先発を務めたホワイトは、タックル450回、インターセプト13回を記録している。
キャリア通算では、170試合に出場(132試合で先発出場)し、インターセプト20回、タックル721回をマークした。
1994年にチーフスに移籍して3シーズンを過ごした後、ホワイトはファルコンズに移って1997年と1998年に全32試合に先発出場し、その後にキャリアを終えている。
第33回スーパーボウルでデンバー・ブロンコスに敗れる前、ファルコンズをNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)優勝に導く重要な役割を果たしたホワイトは、キャリアを通して5回のポストシーズンを経験した。スーパーボウルではチーム最多のタックル9回を記録したが、この試合が彼にとってキャリア最後の試合となった。
【RA】